一般的に在宅ワークは、データ入力やライティングなど、パソコンを使って行う仕事が中心です。そのため、在宅ワークをしてみたいけどパソコンに自信がなくて挑戦できない、と悩んでいる人もいます。しかし、在宅ワークには主に電話で仕事をするものもあります。この記事では、電話を使った在宅ワークがどのようなものであるかを具体的に解説します。
電話の在宅ワークってどんなものがある？
電話を使った在宅ワークにはさまざまなタイプがあるので、自分に合ったものを探すようにするといいでしょう。ここでは代表的なものとして5つ紹介します。 1つ目は「愚痴聞きサービス」です。その名の通り、お客様の愚痴を聞くだけの仕事です。愚痴なんか友達に話せばいいじゃないかと考える人も少なくないのですが、実際には「愚痴を友達に話せば嫌われてしまうかもしれない」と考える人もいて、愚痴聞きサービスにはそれなりの需要があります。基本的にはお客様の話を聞くだけであるため、特に必要な資格もなく、電話さえあれば誰でも行うことができる仕事です。 2つ目は「話し相手サービス」です。愚痴聞きサービスは愚痴を聞くだけですが、こちらはお客様のさまざまなニーズに応じて話し方を変えます。例えば、自慢話を聞いてほしいお客様には褒めて対応し、世間話を聞いてほしいお客様には親しみを込めて話します。中には発声練習に付き合ってほしいというお客様もいて、話の内容はさまざまです。おしゃべりが好きな人に向いている仕事でしょう。 3つ目は「モーニングコールサービス」です。朝、指定の時間に電話をかけて、お客様を起こします。アラームのような機械音ではなく、人の声を聞いたほうが起きやすいという人もいて、朝に弱い人から支持を集めています。基本的には朝のみの仕事なので、時間の都合がつけやすいのが特徴です。 4つ目は「電話秘書・電話代行サービス」です。お客様に代わって電話対応をします。電話の内容はお客様の業務内容によって大きく異なります。例えば、家電のお客様サポートセンターを担当する場合は、一般消費者の方に家電の使い方や修理の案内を説明することになります。法律事務所の電話対応であれば、ある程度の法律の知識が求められるでしょう。社会常識やビジネスマナー、お客様の業務に合わせた専門知識などを習得していることが求められます。それなりのスキルが求められる分、報酬はほかの仕事よりも高い傾向があります。 5つ目は「電話占い」です。お客様の悩みを聞いたうえで占いをし、アドバイスを提示します。電話占いをするのに資格は必要ありませんが、占いに関する知識は必要なので、勉強をしておくことが大切です。
電話を使ってしっかり稼げる在宅ワークとは？
安定的かつ継続的に稼げる在宅ワークはコールセンターでの仕事です。コールセンターは電話での仕事を専門としているため、常に案件が豊富にあります。登録してみたけど仕事がない、といった事態にはなりにくいでしょう。報酬に関しては、時給制と成果報酬型の2つがあります。時給制は働いた時間に対して報酬が発生するのに対し、成果報酬型は時間ではなくどれだけの成果を出したかに応じで報酬が決まります。成果報酬型は営業電話に多いです。売れば売るほど報酬が高くなります。インセンティブ制度を設けているところもあり、努力や工夫を認めてくれるため、しっかりと稼ぐことができます。時給制、成果報酬型ともに、手堅く稼げるのがコールセンターの特徴です。
コールセンターの在宅勤務ってどんな仕事？
コールセンターの仕事は、大きく2つに分けることができます。1つ目はインバウンド系です。インバウンド系とはユーザーがかけてきた電話に応じるタイプのもので、商品・サービスの注文受付、テクニカルサポートなどの窓口業務があります。電話をかけてくる人は不特定多数であるため、相手の話の内容から、どのような対応が求められるのかを即座に判断することが求められます。やや上級者向けの仕事です。2つ目はアウトバウンド系です。アウトバウンド系とは、こちらから対象者に向けて計画的に電話をかけるタイプのもので、主に販売業務を行います。あらかじめ電話をする対象者が決まっているため、最低限の業務知識を除けば、それほど高度な知識や技術が求められるわけではありません。初心者でも比較的行いやすい仕事です。 どちらのタイプでも電話とネット環境が必須です。仕事で使うことが多いのは電話ですが、パソコンで情報を確認しながら電話をすることもあるため、ネット環境も必要になります。しかし、高度なIT技術が必要になるわけではないため、基本的なパソコンの操作ができるのであればそれほど心配する必要はありません。また、仕事は隙間時間にすることも可能です。働きたいときだけ働けばいいので、忙しい人でも取り組めます。
電話の在宅ワークがしたいならコールセンターを選ぼう！
前述のように電話業務にはさまざまなものがあります。「電話」という点に関してはどの仕事も共通していますが、中身はそれぞれ大きく異なっているため、自分の適正や目的に応じて選択するようにしましょう。もし、電話業務でしっかりと稼いでいきたいのであれば、コールセンターの仕事がおすすめです。時給制でコツコツと稼ぐことも、成果報酬型で大きく稼ぐこともできます。両方を掛け持ちすることで、成果報酬型で大きな収入を狙いつつ、保険として時給制で確実に稼ぐといった働き方も可能です。また、具体的な仕事内容についても、コールセンターにはさまざまな案件があるため、自分に合ったものが見つけやすいです。とりあえずコールセンターに登録し、登録後に働き方を考えてもいいでしょう。いずれにせよ、電話業務でしっかりと稼ぐならばコールセンターがおすすめです。
