在宅ワークというと過去においては「内職」がメインでした。しかし、インターネットが発達したことによってさまざまな職種が誕生しており、より手軽に利用することが可能になりました。スマホやPCがあればより在宅ワークの幅が広がります。簡単にできる反面、これまで在宅ワークをしたことがない人にとっては「具体的なメリット」や「注意する点はないのか」などといった疑問を持つ人もいるでしょう。そこで、在宅ワークの具体的なメリットから注意点などについてまとめてみましたので参考にしてみてください。
在宅ワークのアルバイトをするメリット
在宅ワークのメリットとしてまず挙げられるのは「自分がしたいときにできる」ということです。例えば、「子供がまだ小さくて外で働けない」といった家庭内の事情で働きに出られない人や「自宅に帰ってからの時間を有効活用したい」というような空いた時間に副収入を得たいサラリーマンなどにとっては自宅で仕事ができるのは大きなメリットとなります。また、外で働くと通勤をする必要があります。雨の日や風の強い日といったような天候の悪いときでも出社しなければなりませんし、移動するための交通費も必要です。しかし、在宅ワークでは通勤する必要がありません。クラウドサービスを利用して在宅ワークを行う場合にはインターネットの接続料金がかかりますが、元々接続しているのであれば新規にかかる経費はほとんどないでしょう。通勤時間や費用がかからないという面から考えても在宅ワークにはメリットがあるといえます。
他にも「わずらわしい人間関係に悩まされない」ということもあります。在宅ワークは基本的に自宅で仕事を完結し、クライアントに納品することになりますが、仕事中は質問等がない限りクライアントと接触することはほとんどありません。そのため、必要なコミュニケーションとしては基本的に仕事を受注するときと納品するときにメールのやりとりをする程度です。また、人とあまり接触することがないので、自宅でどのような服装で仕事をしようが問題にはなりません。髪型や服装が自由に働けるということもメリットだといえるでしょう。
在宅ワークをする場合の注意点
在宅ワークをするときに注意しなければならないのは「仕事をするのは自分だけである」ということです。在宅ワークでは多くの場合、個人ごとに仕事を請け負って納品します。そのため、仕事内容を第三者にチェックしてもらうようなことは基本的にできません。つまり、案件をこなすうえでは「その仕事内容が正確なものかどうか」という確認まで自分自身で行う必要があるのです。これは在宅ワークが比較的自由な働き方である反面、仕事の正確性が求められるといえます。
また、在宅ワークのアルバイトでは案件をこなさなければ収入は得られません。それはつまり、やればやるほど収入が上がるという反面、仕事をさぼってしまうと収入は0円になることを意味します。さらに在宅ワークでは受注する仕事の種類によっても異なりますが、1案件あたりの単価はそれほど高くないものが多くなります。そのため、定期的に高収入を得ようと考える人は、風邪を引いたり体調を崩したりして案件をこなすことができないと難しくなります。このように在宅ワークでは「仕事をどの程度するか」や「体調を整える」といった自己管理能力が必要とされるのです。
在宅ワークにはどんなアルバイトがあるのか
在宅ワークにはたくさんの種類があります。ひと昔前までは在宅ワークというと自宅まで送られてきた材料を元に商品を作る「内職」が一般的でしたが、インターネットの普及と共にさまざまな仕事内容が在宅ワークでできるようになりました。インターネットを通して行う内職で一般的なものには記事を作成する「ライター」や指定されたデータをエクセルなどのデータシートに入力する「データ入力」、会議などの音声データを聞きながら文章に直す「文字起こし」といったものがあります。どれも在宅ワークとして普及しつつあるものであり、特別高度な技術や知識は必要ないものが多いので、在宅ワーク初心者に向いているアルバイトです。また、報酬単価は低いことが多いのですが、自宅でアンケートなどに応える「在宅モニター」も代表的な在宅ワークの一つだといえます。
在宅ワークには「テレワーク」も広義の意味で含まれますが、これら2つの大きな違いは会社に属しているかどうかです。テレワークの「テレ(tele)」とは「遠隔地」を指す言葉であり、オフィス以外の場所で仕事していることを意味します。会社以外で仕事をする場合はどこでもテレワークになりますので、それが自宅であってもカフェであっても同じです。
自由な働き方をしたい人にぴったりな仕事!
在宅ワークにはいくつか注意しなければいけない点はありますが、会社勤めをしなくて良いため「好きなときに仕事ができる」「通勤をしなくてよい」「人間関係に悩まされない」「服装や髪形は自由」といったメリットがあります。また、自宅にいながらにしてできるのが最大のメリットで子育て中のママや副収入を得たと思っているサラリーマンなど誰でも気軽にできる仕事です。在宅ワークの種類によっても異なりますが、多くの場合で初期費用が必要ないというのもメリットだといえます。初期費用がかからないということは「自分に合わない仕事であれば、すぐにやめても損はしない」ということなので、今まで「在宅ワークに挑戦したかったけど、初めてなので不安だな」と感じていた人もそのような仕事からまずは始めてみるとよいでしょう。ライティングやアンケートなどの在宅ワークであれば、自分の好きな案件、得意ジャンルの案件だけを選んで行うことができますので、そのあたりから始めてみてはいかがでしょうか。