家のローンや車の買い替え、子どもの教育費などで年々出費がかさんで悩んでいるという人はきっと多いはずです。収入を一気に増やすことは難しいですが、お金の入出金の流れを把握して上手にお金を貯めるコツを掴むことで貯金額を増やせるようになります。貯金増となれば、暮らしにも余裕が出てくるでしょう。この記事では、お金が家計に入ってきてから出ていくまでの流れを把握し、上手にお金と付き合いながら着実に貯金する方法について説明していきます。
節約以上に大切かも!お金を貯めるための心得
「将来のために節約して貯金しなきゃ」と思いながら、生活に必要なものを購入しているうちに貯金ができないままになるケースは、お金を貯めるためのコツを掴めていないことが理由です。お金を貯めるために、まず考え方を変えてみましょう。
1つ目の考え方は、お金が貯まる生活習慣を身につけるということです。意識しなくても自然とお金が貯まる習慣に沿って生活できれば、ストレスなく楽に貯金することができます。
2つ目は徐々に節約生活に慣れるということです。「今日から節約するぞ」と意気込んでは見たものの、三日坊主で終わってしまったという人も多いのではないでしょうか。急激な変化はリバウンドを起こし、節約生活が破綻してしまう理由にもなります。無理なく続けられるペースを守ることが大切です。
小銭貯金から始めてみる
お金が貯まる習慣として有名なのが「500円玉貯金」です。やり方はいたってシンプルで、500円玉が財布に入っているのを確認したら、その500円玉を貯金箱に入れて貯めていくというものです。
500円玉だけでなく、100円玉などを都度貯金箱に入れていく方法もあります。「塵も積もれば山となる」という言葉がありますが、貯金箱いっぱいになるまで貯めると数万円~数十万円になることもあります。
財布を開けたタイミングで実行するため習慣化しやすく、小銭を貯金箱に入れるというシンプルな方法なので長く続けることが負担になりません。この貯め方の良い点は家族で取り組むことができることです。節約などお金に関することはお母さん任せという家庭も多いかもしれませんが、貯金を増やすためには家族の協力が不可欠です。貯金箱がいっぱいになって開けたときのワクワク感を楽しみに、家族で取り組むのもいいでしょう。
買い物をする時の節約術
主婦が出費を実感するのは、毎日の食事の買い物かもしれません。お金が出ていくのを実感として感じることができるからです。そのため、節約をしようと考えたときに、まず取りかかるのは買い物という人も多いのではないでしょうか。
買い物をする際の節約術には、2つの基本的な方法があります。1つ目はクレジットカードを使うということです。クレジットカードで購入すると、換金可能なポイントが貯まるサービスなどがあります。支払い明細をウェブや封書で確認できるため、どのようなものに出金をしているか、客観的に把握することができます。
2つ目は不要なものを買わないということです。食べ物の場合、安いからと言ってまとめ買いをしたのはよいものの、食べきれずに賞味期限が切れて廃棄せざるを得なくなればお金を無駄にしたのと同じことです。洋服などの買い物でも、サイズが少し合わなかったり、色や柄がなんとなく気に入らなかったりするものは、いつの間にか着なくなってタンスの肥やしになっているケースが多いでしょう。
本当に必要なもの、欲しいものだけを購入し、お気に入りのものだけに囲まれて過ごす生活は、節約に繋がり、快適でもあります。こうした習慣をつけるためには、家に何があって何が必要なのかを理解しておく必要もありそうです。
給料日にしっかり貯金をしよう
家計を把握している主婦であれば、夫の給料日がいつであるかを知っているはずです。お金が入ってくる給料日を起点として1カ月の家計をやりくりすると、お金の管理がしやすく、貯金するお金を捻出しやすくなります。
給料が口座に振り込まれたら、給料日の時点で貯金する金額を貯金用の口座に移動させましょう。貯金のためのお金は最初から家計にないものとして考えることで、残額でやりくりをする癖がつき、自然にお金が貯まる貯金法を身につけることができます。
生活費が余ったら貯金をするのではなく、収入から貯金用の金額を引き、残額で生活をするというリズムを習慣化することで、お金の流れが見えやすくなり、自然と貯金もできるようになります。
主婦ができる!在宅ワークでお金を稼ぐ方法も
もっと収入を増やしたい場合は、パソコンやインターネット、電話、ファックスなどを使って在宅で仕事をする「テレワーク」に取り組んでみてはどうでしょうか。子育てなどで、まとまった時間が取れない場合でも、隙間時間を使って、入力やライティング、テレフォンアポインター(テレアポ)など多種多様な仕事をすることができます。
コツコツと手作業をするのが好きな人には、シール貼り、あて名書きなど昔ながらの内職系の仕事もあります。いずれも経験を問わない場合が多いため、思い立ったらチャレンジしてみるのもよいでしょう。作業に充てられる時間や、得られる給料などを試算して、どのような在宅ワークを行うかを決めましょう。