専業主婦は家事が仕事。家事の労働対価をお給料に換算すると、年収300万円とも500万円ともいわれていますが、実際にご主人の年収から差し引いて自分の懐に入れるわけにもいかないのがつらいところです。
しかし、専業主婦でも自分が自由になるお金が欲しいと願うのは当然のこと。外に働きに行けない事情がある専業主婦でも、少しばかりの収入を得て家計の足しにしたり、自分のお小遣いにしたりという夢をみてもバチは当たりませんよね。
そこで、家事の合間の空いた時間に収入が得られる副業について考えてみましょう。
副業で稼ぐためのポイント
家庭の専業主婦が副業で稼ぐためのポイントは、すきま時間の有効活用と興味のある分野に取り組むことです。
家事や育児や介護など、外に働きに行けない専業主婦が副業を選ぶ際は、家事の合間の息抜きとなるように、興味や楽しさを重視してください。家事も忙しい、副業も辛く苦しいでは、続けることが苦痛でそのうち嫌になってしまいます。
どうせ副業だし、暇なときだけ、気が向いたときだけという働き方では意欲も湧きませんし、時間の使い方にも無駄が生じてしまうでしょう。そんなときは、いくら稼ぎたいのか、何時間働くのかなどの目標を数値化して確認することによりやる気が出ることがあります。最初からあまり高望みする必要はなく、ちょっとがんばれば到達できるくらいの目標を立て、ひとつずつクリアしていくようにすると良いでしょう。少しずつ目標を高く設定して達成感を得られれば、さらに意欲も高まり自然と収入も増えていくはずです。
興味のあることや楽しいことに関しては、最初のうちは思ったような収入にならなくても苦にならず長く続けられるもの。経験値が上がり知識が増えればキャリアアップにつながります。専門性に特化することにより仕事の幅が広がりますし、人づてに評判が広まり高収入に結びついたケースはたくさんあります。
主婦におすすめ！パートやアルバイト
外に出て働くことができるなら、ほんの短時間でもパートやアルバイトで働く方法があります。スーパーやコンビニ、ショップ店員や飲食店などでよく募集広告が出ています。
ほとんどが時給制で、働いた時間分だけお給料に直結しますので収入が安定しています。自分が働きたい時間にシフトが入れられれば、うまく時間をやりくりすればある程度は稼げるでしょう。扶養枠内で働きたいなら、調整もしやすいでしょう。外の実店舗で働くなら、主婦を狙った悪質業者や内職商法や資格商法などの詐欺に引っ掛かることもありません。職場には同じような主婦も多くいるため仲間もでき、働く楽しみが増えるのもメリットです。
しかし、近くにすぐに働けるところがあれば良いですが、通勤に時間がかかったり、希望の職種が見つからなかったりと職場が見つかるまでに時間がかかるというデメリットもあります。無理して自分に合わない職場を選ぶこともできず、躊躇してなかなか一歩を踏み出せない人もいるかもしれません。
ハンドメイドや特技で稼ぐ
手先が器用で手芸が好きなら、ハンドメイドの作品を売買できるフリマアプリで、手作りのものを売って収入を得ることができます。カメラが好きなら撮影した写真を買い取ってもらえるサイトもあります。絵を描くことが好きなら、イラストやスタンプ、アイコンなどのweb素材を販売することもできます。
自分の好きなことがお金になる嬉しさは格別です。利用者も、世界に一点しかない手作りの作品に価値を見出して、自分が良いと思った作品はお金を惜しまずに出費する人もいます。一般的でない珍しい工芸品やおしゃれな作品、手が込んでいるものやアーティスティックな作品など、何が受けるかわかりません。新入園や新入学を迎える子ども用の通園通学バッグや上履き袋、体操着入れなど時期的に高値が付くことがあります。ハンドメイドのアクセサリーでかなりの高収入を得ている主婦もいます。
何か特技があるなら出品してみると良いでしょう。人々の目を引く作品ができればクチコミなどで売れるかもしれません。人気が出れば作品集や作り方の本の出版、手芸店の講師の打診など収入も増え、いろいろと世界が広がった人もいます。
しかし、ハンドメイドはある程度センスや技術が要求されます。誰にでも作れるようなものではなかなか売れないでしょうし、時間をかけて作ってもなかなか購入に結びつかないかもしれません。成果が出なければ全く収入にならない場合もあることを心得ておきましょう。
在宅ワークなら時間に縛られない
在宅ワークを知らない人は、昔からある内職をイメージする人が多いようです。チラシの封入作業や宛名書きなど、今でも需要があり内職を募集しているところは探せば意外とあります。自治体の内職相談などでも、部品の組み立てや縫製などの手作業を斡旋しているところもあります。自治体で紹介してくれるところは身元も確かな会社なので、応募してみるのも良いでしょう。
ほかには、パソコンの操作や入力が得意なら、インターネットを使ってデータ入力をしたり、体験談や説明文などの記事を書いて投稿したり、商品のキャッチコピーを考えたり、さまざまなジャンルで収入を得ることも可能です。また、在宅で電話を使ったコールセンター業務やテレアポの求人もあります。時給制や歩合給などさまざまなケースがあり、安定した収入を得ている人もいます。
在宅でできる副業は最低賃金がないというデメリットはあります。しかし、時間に縛られずに自由な働き方ができるというのは見逃せないメリットでしょう。この働き方なら専業主婦でもハードルが低いのではないでしょうか。
主婦に人気の副業で賢く稼ごう！
昔とは違い、専業主婦でもさまざまな働き方で収入を得ることができる時代になりました。企画力や営業力のある人は既にかなりの収入を得ています。しかし、何の資格も持たない主婦でも、妊娠中や育児の経験を活かしてwebライターとして活躍する人もいますし、在宅でコールセンター業務をしている人もいます。
今や子どもを保育園に預けられないから働くことができないという時代ではなくなりつつあると言えるでしょう。在宅でも自分の特技を活かして収入を得るチャンスはたくさんあります。テレワークの募集サイトの求人を見てみると、新たな仕事の可能性と大体の相場が見えてきます。自分にできることがないか調べてみましょう。
