資格やスキルがなくても始められるコールセンターのバイト。「未経験者歓迎」と大きく書いてあるので、求人広告や求人サイトなどでも、目にかけることが多いのではないでしょうか。
中には「電話対応なんてできるかな?」とか「コールセンターのバイトって大変なんじゃないの?」などと、働いてみる前から避けてる方も多いようです。では実際のところ、どうなのでしょうか?
そこで今回は、現役コールワーカーの方々に直接お聞きした内容をもとに「コールセンターバイト」のメリット・デメリットをご紹介!さらにコールセンターバイトの、新しい働き方についても教えちゃいます!
コールセンターってどんなお仕事?
コールセンターは、主にお客様との電話対応をするお仕事です。電話対応には「受信業務(インバウンド)」と「発信業務(アウトバウンド)」の2種類があります。
受信業務(インバウンド)の内容
受信業務には、TVショッピングや通販商品などの申込み受付や、問い合わせやクレーム対応を含むカスタマーサポート、商品の技術的な質問に対応するテクニカルサポートなどがあります。またこれらを総称して「テレフォンオペレーター(テレオペ)」とも呼ぶこともあります。
基本的に、電話が鳴ってからの対応になるので、明確なノルマなどはありませんが、取扱っている商品の知識や、対話におけるビジネスマナーが要求されます。コールセンターを運営しているとことは、商品に関する研修や対応マニュアルなどが整っているところがほとんどなので、その点は心配することなく安心して働くことができます。
発信業務(アウトバウンド)の内容
受信業務に対して発信業務は、企業や個人に自ら電話をかける業務になります。新商品の案内や、契約中サービスの更新案内、営業のためのアポイントセッティング(テレアポ)などの業務が中心です。その他にも、市場調査やアンケートを行うテレフォンマーケティング(テレマ)などがあります。
テレアポの仕事は「どのぐらいアポイントが取れるか」など、決まったノルマが課せられることもありますが、コールセンター業務の中でも特に高時給な業務であり、成績によっては時給とは別にインセンティブ(賞与)が支払われることもあります。
コールセンターのバイトって稼げるの?
求人情報を探していてもわかると思いますが、飲食店や販売員などの一般的なバイトに比べて、コールセンターのバイトは時給が高く設定されているところがほとんどです。地域や業務内容によっても差はありますが、3大都市圏の平均時給で見ると、時給の相場は1,280円前後となっています。
2019年1月度 3大都市圏 | |
職種 | 平均時給 |
販売・サービス系 | 1,034円 |
フード系(飲食店ホール・調理スタッフ等) | 1,008円 |
製造・物流・清掃系 | 1,039円 |
事務系 | 1,093円 |
専門職系(看護師・保育士等) | 1,148円 |
コールセンター | 1,275円 |
テレフォンアポインター | 1,288円 |
出典:ジョブズリサーチセンター 2019年1月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査
現役コールワーカーに聞いたメリット・デメリット
時給は高いみたいだけど「コールセンターでのバイトは大変なのでは?きついのでは?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。そこで実際に、コールセンターでバイトをしている方々にお伺いした内容をもとに「コールセンターバイトのメリット・デメリット」をご紹介いたします。
コールセンターバイトのメリット
未経験者OK!資格も必要ない!は本当でした
初めてコールセンターでバイトをした方々からは『ほとんどの方が未経験からのスタートだったので不安も思ったより少なかった』『研修時間がしっかり設けられていた』『マニュアルがしっかりしていた』などのコメントがありました。
やっぱり高時給や賞与が魅力
メリット中でも特に多かった意見が、時給の良さに関することでした。特に発信業務(アウトバウンド)の方々からは『週3日勤務でも稼げる』『賞与が大きい』『昇給も早かった』などなど。頑張って成果を上げれば、きちんと給料にも反映されるようですね。
勤務時間に融通がきく
コールセンターのバイトは、基本的にシフト制のところがほとんどで、休みたい日がある場合も言いやすい環境のようです。シフトは「週2日~OK!」、勤務時間も「3時間~OK!」と他のバイトに比べて自分の時間をきちんと確保しやすいようです。
ビジネスマナーやパソコンのスキルが身についた
特に大学生などに多かった意見です。コールセンターのバイトを通して『電話応対などのマナーや、会話をしながらパソコンを打つ作業が出来るようになったのは、就職活動や将来の仕事にも生かせる』と喜ぶ声が挙がっていました。
髪型・服装も自由で働きやすい・オフィスが快適
コールセンターのバイトは、服装や髪形、アクセサリーも自由なところがほとんどです。『作業着などに着替えることもなく、汚れる仕事でもないので気が楽』などのコメントがありました。また外での仕事のように、天候や気温に左右されることがなく、快適なオフィス環境でバイトができるのもメリットのようです。
コールセンターバイトのデメリット
覚えることは結構多い
取り扱っている商品やサービスの内容を、覚えなくてはならない点をデメリットとしている方もいました。特にコールセンターでは、間違った情報をお客様に伝えてはいけないので、重く受け止める方が多いようですね。
研修では、社員をお客様に見立てたロールプレイングを何度か行うところもあります。また最初から完璧にこなせる人などはいませんので、不明な点があった場合は焦らずにマニュアルを見直したり、先輩や上司などに相談しましょう。
クレームが精神的なストレスになることも
主に受信業務(インバウンド)を行っている方の意見として「クレーム対応」が挙がっています。初心者の方でも「クレーム」に関して心配している方が多いようなので、こちらについては「対処法」についても意見を求めたところ、以下のような対処や考え方をしているようです。
『クレームとはいっても、会社に対してのクレームがほとんどだから、自分には負い目がないと思えば楽。慣れてくると聞き上手になって、最後には感謝される場合もある』
『慣れないうちは2日に1件くらいのペースでクレーム対応がありましたが、職場の先輩やSV(スーパーバイザー)に相談しながら解決していました。慣れると声色でクレームっぽいと察しがつくので、話す順番などを工夫してクレームを回避できるようになりました』
実は「在宅コールセンター」のバイトもある
コールセンターのバイトに魅力は感じるけど「大勢の人がいる中で電話対応をするのが苦手」「ガヤガヤしたところが苦手」「小さい子供がいるから家を空けられない」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、現在注目を集めている働き方として「在宅コールセンター」というものがあるんです!インターネットの通信環境さえ整っていれば、オフィスに出向くのが苦手な方でも、主婦業をメインにしたい方でも、自宅でコールセンター業務が出来てしまいます。最近ではサラリーマンなどの副業としても人気があり、男性の方も多く活躍しています。
もちろんマニュアルなどがしっかりと準備されていますし、パソコンやインカムなどもレンタルができます。周りの目を気にせず、静かな環境で仕事をしたいという方におすすめです。
まとめ
今回はコールセンターでのバイトについて、現役テレワーカーの意見も交えてメリット・デメリットをお伝えいたしました。高時給・未経験者歓迎とはいえ、敷居を高く感じていた方も多いのではないでしょうか。実際のところ研修やマニュアルもしっかりしていて、同じく未経験から始める仲間も多いので、慣れてしまえば快適な環境のようです。
さらには「在宅コールセンター」という新しい形のバイトもご紹介させていただきました。大学生や主婦、さらには副業としてバイトをお探しの方も、自宅で仕事ができるなら通勤時間の短縮にもなりますし、プライベートの時間との切り替えもしやすいです。在宅ワークに興味がある方は、ぜひ当サイト「コールシェア」に登録してみませんか?