結婚や同棲を考えているカップルや新婚のみなさん。新しい生活を迎えることはとてもワクワクしますよね。
中でも一番気になるのが、「どれくらいの生活費がかかるのか」なのではないでしょうか。
この記事では二人暮らしでの生活費の内訳や節約、貯金のコツを中心にお伝えします。
二人暮らしの生活の平均金額は?
二人暮らしの生活費は、平均39万円ほどです。
生活費の大半は家賃と食費になり、他にも生活用品を購入したり、スマートフォンやインターネットの通信費などさまざまな費用が必要となります
それぞれの項目をまとめてみました。
二人暮らしの家賃について
ライフルホームズの家賃相場のデータを参考にすると、二人暮らしで住みやすい間取りの1LDKや2DKの物件の家賃は、東京23区内で平均15万9千円ほどです。
それと比較し山形県山形市では4万8千円、鳥取県鳥取市では5万3千円と同じ間取りでも地域によって大きく差があることが分かります。
二人暮らしの食費について
総務省が公表している「家計調査 家計収支編」によると二人暮らし世帯の食費の平均は約6万4千円となります。
このうち1万1千円は外食費になりますので、自炊やお惣菜、お弁当購入の費用は1週間で約1万3千円の計算になります。
自炊の回数を増やして外食やお惣菜、お弁当購入の回数を減らせばもう少し費用を抑えられますね。
二人暮らしの通信費について
総務省が公表している「家計調査 家計収支編」によると二人暮らし世帯の通信費の平均は約1万4千円となります。
月々の自宅でのネット環境設備やスマートフォン代がメインになります。
料金プラン変更が簡単にできるので、気になる方は見直してみるきっかけになるかもしれませんね。
二人暮らしの水道光熱費について
総務省が公表している「家計調査 家計収支編」によると二人暮らし世帯の水道光熱費の平均は約1万7千円となります。
内訳は電気代8千円、ガス代4千円、他の光熱費1千円、水道料金4千円となります。使っていない電気を消すなどできるところから節約していけるといいですね。
二人暮らしのその他の支出について
総務省が公表している「家計調査 家計収支編」の二人暮らし世帯のデータをもとに生活用品の費用を算出すると、約13万となります。
このなかには旅行費、自動車購入費なども含んでいます。必要経費は趣味やライフスタイルによって大きく異なりますので、参考までにお考え下さい。
二人暮らしの生活費シミュレーション
二人暮らしの家賃は世帯手取りの1/3が目安
夫30万円、妻20万円の手取りがあるなら、合計で50万円になります。
そのうちの1/3=16万円ほどが妥当なラインとなります。都内1LDKの物件も充分借りられますね。
家賃と食費で世帯手取りの50%以下に抑える
家賃と食費は生活費の大半を占めるので世帯手取りの50%以下に抑えることが重要となってきます。
夫30万円、妻20万円の手取り額でお伝えすると、合計で50万円になり、50万円の半分の25万円以下に家賃と食費を抑えることになります。
世帯手取りの1/3と考え家賃が16万円、残りは9万円を食費として使えます。費用が余りそうであれば、その他の費用に回すことも可能ですし、貯金もおすすめです。
二人暮らしだから出来る生活費を減らす方法
固定費を見直す
毎月の収入支出の把握をし、減らせる出費は減らしていきたいですね。
現代の生活に必要不可欠なスマートフォンの契約や、スマートフォンの支払いに含まれていることの多い月額定額制サービスを見直してみるのもおすすめです。
スマートフォンの支払いやクレジットカードの支払いに含まれている事が多いと思うので一度見直してみましょう。
また、住宅ローンを借りている方は、金利差が年1%以上、住宅ローンの残高が1,000万円以上、返済期間が残り10年以上、の3つの条件を満たしていると、毎月の返済額や総返済額を減らせる可能性が高いので当てはまる方はぜひ見直しをしてみましょう。
同じ部屋で過ごす
同じ部屋で過ごすことによって主に電気代の削減につながります。電気代の節約は家計にも嬉しいことですが、電力不足と言われている昨今、環境にも貢献していることになります。
コンビニを使わない
コンビニに行ってしまうとつい必要なもの以外も買ってしまうことはありませんか?今話題の商品など気になるものが多くあり買ってしまう傾向にあります。
同じ商品なのにコンビニとスーパーマーケットで値段が違うこともよくありますよね。
利用者ニーズや、仕入れ金額、利益など様々な要因が重なり、全般的にコンビニの方が高い傾向にあります。
値段を重要視するのであれば、コンビニの利用は控え、スーパーマーケットを利用するようにしましょう。
生活リズムを合わせる
勤務形態や時間帯によってさまざまな働き方がある中、夫婦で朝方、夜方など生活のリズムが同じだといいですね。
食事をする際に時間がずれてしまうと、料理の温め直しなどで電子レンジやガスを使用するので電気代がかかってしまったり、お風呂に入る時間も時間をあけずに入れると温め直さず入れるのでガス代の節約につながります。
週ごとに食費を分けておく
手帳ファイルのようなものに週ごとに食費をわけて管理し、1週間その中から生活をするのもいいですね。
1週間の食費が決まっていることによって、無駄なものを買わないように心がけたり、毎日買い物に行かずまとめ買いをして、2,3日分まとめて料理をすれば食費だけでなく、水光熱費の節約にもつながります。
二人暮らしで効率よく貯金するコツ
家計簿を使って収支状況を把握する
家計簿にはノートタイプ、アプリなどさまざまな方法があります。
ノートタイプだと前月との比較が簡単にできます。ファイルがついているものもあるので、レシートや生活費を入れておくこともできますね。アプリは手軽で簡単に使用できます。
レシートを撮影するだけで反映されるようなアプリもありますので、ご自身にあったものを見つけていきたいですね。
貯金専用の口座を用意する
口座は複数持っておくと便利です。その中でも、お金の動きが多い生活費とあまり使わない貯金用でわけておくことはおすすめです。
キャッシュレス決済を活用する
交通系ICカードやクレジットカード、スマホのQR決済などとても便利な方法が多くありますね。
特にQR決済はポイントキャッシュバックや、ポイント2倍など各社さまざまなキャンペーンをおこなっています。
送金などのサービスもあるので、友人との食事の割り勘などにも便利に使えます。
自分のよく行くお店や契約しているクレジットカードの支払い、携帯電話の支払いとの兼ね合いで利用しやすいこともあるのでご自身の生活にあったものを利用できるといいですね。
まとめ:まずは固定費を見直して目安の生活費に近づけることが大切!
家計の収支と支出を把握しましょう。世帯年収と比較し家賃や食費などの生活費が多いのであれば、見つめ直すことが大切です。
スマホなどの通信費もお得なプランに変更し、不要な固定費の削減をして目安に生活費に少しでも近づけてみましょう。