かつて、会社員の副業禁止は当然のルールでしたが、働き方改革の影響もあって社員の副業を認めている企業が増えてきました。副業の主な目的には「生活費を増やす」「貯金にする」などのポイントが挙げられるため、高収入が期待できる職種を副業に選ぶのが重要です。報酬の高い副業に就いて、短時間で効率よく副収入を得ましょう。この記事では、副業で高収入を得るためのポイントや、副業として理想的な職種について解説していきます。
副業に在宅ワークがおすすめの理由
副業として在宅ワークを選ぶ人が増えています。理由としてはまず、「バイトのように時間に縛られない」点が挙げられます。出勤時間も退勤時間も決まっていないので、家事や本業の状況次第で臨機応変に労働時間をコントロールできます。また、「自分のペースで仕事ができる」のも大きなメリットでしょう。疲れている日は労働時間も減らすなど、融通が効くのは在宅ワークならではの特長です。ネット型の在宅ワークなら「時間と場所を選ばずに仕事ができる」点も長所です。
在宅ワークは「仕事の種類が豊富」でもあります。クリエイティブな仕事から、単純作業まで要望に合った仕事を見つけられます。本業にできなかった「憧れの仕事」を在宅ワークで取り組むことも可能です。そして、何より在宅ワークでは高収入の仕事も少なくありません。専門性の高い仕事から、大量案件を受注できる仕事など、稼ぎ方はさまざまです。お金を切実に必要としている人は、在宅ワークで高収入を目指しましょう。
在宅ワークでどれぐらい稼げる？
在宅ワークの働き方は人によって異なります。「ゆっくりしたペースでお小遣い稼ぎができればいい」人もいれば「生活費から貯金額まで在宅ワークによってまかないたい」人もいるでしょう。在宅ワークは取り組む人の意識によってワークスタイルを選べるメリットがあります。在宅ワークでどれほどの収入を得られるのかを踏まえて、自分の働き方の参考にしましょう。
ちなみに、厚生労働省「在宅ワーカーのためのハンドブック」によると、在宅ワーカーの平均的月収として、10万～19万円を稼いでいる人は全体の18.5パーセントになりました。20万～29万円を稼ぐ人は13.7パーセント、30万円以上が23.2パーセントです。つまり、会社員の平均的な月収と比べて同等以上の収入も、十分に在宅ワークでまかなえます。本業と並行して在宅ワークを続けると、収入がこれまでの2倍以上になる人もいるでしょう。
在宅ワークで高収入を得るためのポイント
在宅ワークで高収入を得るためには「効率性」が大切です。在宅ワークには相性があり、誰かにとってぴったりの仕事が、他の人にも合うとは限りません。自分の個性や強みを活かせる仕事をリサーチして取り組みましょう。たとえば、「資格や経験を生かせる仕事を選ぶ」ことが重要です。在宅ワークでは専門性の高い案件ほど報酬も高くなる傾向があるので、得意分野がはっきりしている人はいい条件の仕事を回してもらいやすくなります。
また、副業としての在宅ワークでは短時間で稼げるかどうかも大切です。プライベートのわずかな時間で、大量の案件をこなす方法を考えましょう。目安として「1時間あたり」で稼ぐ額を増やすには、ライティングやテレワークなど作業量と報酬が比例している案件が有効です。そして、在宅ワークの仕事をしながらスキルアップを目指す意識を持ちましょう。技術が上がればクライアントからの信頼も強くなり、より高額な案件を注文してもらえます。
高収入が得られる在宅ワークの職種
希少価値のあるスキルの持主は、在宅ワークで高単価の仕事にありつけます。また、ライバルが少ないため案件の獲得競争に巻き込まれにくく、効率的に仕事を受注できる可能性が高まります。高単価案件の代表としては「WEBデザイン」「DTP」「設計」などが挙げられるでしょう。これらの仕事は時代性に関係なく高い需要があるにもかかわらず、専門的な勉強をしてきた人間にしか取り扱えない難易度の高い内容です。経験者はクライアントから重宝されがちです。
また、翻訳業もこれからの時代にますます必要な仕事でしょう。グローバル化社会では英語はもちろん、中国語や韓国語などの翻訳能力も求められています。書類や書籍の翻訳から、テープの翻訳書き起こしまで、語学力が高い人には少なくない選択肢が広がっています。クリエイティブ業や翻訳は自宅で集中しながら、コツコツ進めていくのにぴったりです。単価も含めて在宅ワークの利点が集中している仕事だといえるでしょう。
スキルがなくても高収入が得られるテレワーク
在宅ワークで高収入を得たくても「スキルがないので無理」とあきらめている人は多いでしょう。しかし、在宅ワークには無資格、未経験でも高収入を目指せる職種が含まれています。その代表格がテレワークです。テレワークとは、電話やパソコンなどの通信機器を利用して、在宅で作業を行うワークスタイルのことです。「テレアポ」「オペレーション」「営業活動」などの分野にはテレワークが採用されつつあり、多くの在宅ワーカーが副収入を得るためテレワークに就いています。
テレワークは専門的な知識がほぼ必要なく、求められている通信機器さえ自宅にあればすぐに仕事を始められます。企業によっては、仕事道具を提供してくれるシステムもあるので、準備資金の心配はありません。業務は既存のマニュアルによって進んでいくため、未経験者でも比較的早く仕事を覚えられるでしょう。働きやすい在宅ワークの形態として、テレワークは検討に値する仕事といえます。
