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公開日:2018-04-25 最終更新日:2019-12-09

どうすればいい?転勤族の妻が正社員になるために

 働きたい女性にとって転勤族の妻という立場はつらいものがあります。せっかく職を得ても夫が転勤するたびに退職し、引越し先でまた新しい仕事を探さなくてはならないからです。しかも、パートではなく正社員希望の場合はハードルがさらに高いものになります。ただ、資格やスキルを身につけることでそのハードルを下げるのは可能です。人手不足の企業であれば資格があるというだけで採用に大きく近づくケースも考えられます。そこで、転勤族の妻が正社員を目指すために取得しておきたい資格やスキルについての解説をしていきます。


資格やスキルを取得する

 夫の転勤が多いと妻の就職は必然的に難しくなります。企業側としてもパートならともかく、いつ辞めるかわからない人を正社員としては雇いたくないというのが本音でしょう。せっかく正社員としての教育を行っても一人前になったころに辞められては大きな損失になってしまうからです。しかし、資格やスキルを持っていれば話は別です。新しい土地で再就職に挑戦する際には一から自分をアピールしなければなりませんが、資格やスキルは全国どこでも自分の能力を証明してくれます。そのため、それらを取得していると即戦力かそれに近い人材だと判断され、就職率は大幅にアップするはずです。

おすすめの資格!簿記

 就職に役立ちそうな資格は数多くありますが、その中でも社会的ニーズが高いもののひとつに簿記検定があります。特に、日商簿記検定は有名で、持っていて損になることはない資格だと言えるでしょう。日商簿記は初級・3級・2級・1級の4種類に分かれており、この内、3級を取得していれば経理の基礎が、簿記2級の資格保持者なら実務で役立つ経理・会計の知識が身についているとみなされます。また、試験は全国で年3回実施されており、年齢や学歴などの受験制限がない点も魅力です。
経理事務の仕事は個人商店から大企業まで幅広い需要があります。そのため、この資格を持っていると再就職や転職の際にはかなり有利です。ただ、会社によっては採用基準として実務経験を重視する場合があります。したがって、最初はなかなか良い条件の就職先が見つからないかもしれません。そういうときは、給与面などの条件は妥協し、まずは経験を積むことを重視しましょう。ある程度の実務経験を積み、それに加えて資格も所持しているとなれば就職先の選択肢も一気に広がってくるはずです。

就職に有利!医療事務

 病院などの医療機関では医師や看護師の他にも医療事務スタッフが働いています。その主な業務内容は医療費の計算や患者さんの応対などです。そして、医療事務独自の仕事としては医師のカルテをもとに医療費や薬代を点数化して、診療報酬明細書を作成する業務があります。また、健康保険や高額医療制度などで支払いを免除された費用を自治体や各健康保険組合に請求する手続きも欠かせません。
資格がなければこの仕事に就けないというわけではないのですが、医療事務の資格を取得しておけばそれだけ有利になります。医療機関はどの地域にもあるうえに支払基金や役所の国民健康保険課などで採用されるケースもあるため、資格を有していればそれだけ就職のチャンスは増えてくるはずです。しかも、フルタイム以外にもパートや契約社員などの選択肢もあるため、自分に合った働き方が可能です。それに加えて、医療事務の仕事は基本的にデスクワークなので、年齢にかかわらず安定して働ける点も魅力だと言えるでしょう。
ちなみに、医療事務の資格として有名なものには医療事務技能審査試験、診療報酬請求事務能力認定試験、医療事務管理士 技能認定試験などがあります。いずれも受験資格などはなく、誰でも気軽に受けることができます。

介護福祉しや看護師の資格も有利

 介護福祉士は高齢者や障がい者の援助など、福祉関係の仕事を行います。少子高齢化の影響で介護福祉の仕事は慢性的な人手不足に陥っているため、非常に高いニーズがあります。そのため、たとえ仕事を辞めたとしても正社員としての再就職は比較的容易です。この点は転勤族の妻にとっては非常に大きなメリットだと言えるでしょう。しかも、社会福祉士は国家資格なので一度取得すれば全国どこでも通用する一生ものの資格であり、特に人手不足の施設では引く手あまたです。また、5年以上の実務経験を積み重ねればケアマネージャーの資格を取得できるようになり、キャリアアップや給与アップを目指せるのも魅力です。さらに、看護師の資格を取得していれば各種社会福祉施設の他にも全国の医療機関で働くことが可能になります。

まずは資格とスキルを取得することから始めよう

 特定の職場で長期間に渡って働くことが難しい転勤族の妻にとって、資格やスキルは非常に大きな意味を持ちます。再就職を行う際に自分の能力を証明する強力な材料となるからです。そのなかでも、正社員として働き口を探すのであれば簿記、医療事務、介護福祉士などの資格が有利です。それでも、引っ越すたびに就職先を探すのは大変だと思う人もいるかもしれません。そういう人にはテレワークがおすすめです。
 テレワークとは企業に雇用されつつも、インターネットを利用して本来の職場以外で業務をこなす働き方です。これならば自宅で仕事が可能であるため、いくら引っ越しても同じ会社で働き続けることができます。テレワークを導入する企業も年々増えてきているので検討する価値は十分にあるのではないでしょうか。ただ、テレワークを導入している企業に就職する際にも資格とスキルは重要な意味を持ちます。引っ越しが多くて就職が難しいという人は資格やスキルの取得に努め、就職可能な仕事の選択肢を増やしていきましょう。



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