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公開日:2019-08-09 最終更新日:2020-08-26

【徹底解説】気になる正社員の在宅ワーク!

インターネットの普及によって、副業で在宅ワークをする人が多くなりました。
しかし、実は在宅で仕事をしているのは業務委託者や契約社員だけではありません。最近では在宅勤務の正社員を雇う企業も増えてきています。

社会全体で働き方が見直される中、インターネットを利用した在宅ワークは注目されつつあるのです。
一度は名前を聞いたことがある有名な会社でも、少しずつ正社員の在宅勤務が導入されています。

そこで今回は、在宅で勤務する正社員はどのような働き方をするのか、メリットやデメリットもあわせて紹介していきます。在宅勤務で気を付けるべきポイントもしっかり押さえていきましょう。



正社員で在宅ワークはできるのか

近年では、正社員であっても在宅で勤務できる体制を整えている企業が増えています。

在宅ワークとは、テレワークやリモートワークなどと呼ばれることもありますが、会社に出社せずに自宅などで仕事をする働き方のことです。
少し前の在宅ワークは、シール張りや小物の組み立てなどのような内職を中心にした副業でしたが、インターネットの普及によって状況は大きく変わりました。

始めは社外の人に仕事を頼みたい会社が業務委託として、在宅ワーカーに仕事をお願いしていましたが、現在の在宅ワークは必ずしも業務委託や契約社員だけではありません。
先に少し触れたとおり、正社員でも在宅ワークができる会社があるのです。会社にテレワーク制度があれば自宅で働いても、正社員として雇用してもらえます。

国土交通省が2018年に実施した平成29年度テレワーク人口実態調査―調査結果の概要―によると、テレワークを導入している企業は調査対象の16.3%です。この割合のうち、実際にテレワーカーがいるのは55.3%という結果が出ています。

在宅ワークの制度が整っている会社数はまだ多くはありませんが、新卒・未経験でも正社員で在宅ワーカーとして雇用してもらえる可能性はあります。
企業がワークライフバランスの一環としてリモートワークに注目し始めてから、まだそれほど時間が経っていません。
政府が働き方改革を求めていることから考えると、今後はさらに正社員雇用で在宅ワーカーを雇う会社が増えることが予想されます。

なお、実際に正社員の在宅勤務を認めている主な会社は次のとおりです。

  • 三井不動産
  • 富士通
  • カルビー
  • あずさ監査法人
  • 大日本住友
  • 星野リゾート
  • みずほフィナンシャルグループ
  • 三井住友銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • トヨタ
  • 日本航空
  • 日産自動車
  • 資生堂
  • 東急リバブル
  • 三井物産
  • サイボウズ
  • マイクロソフト
  • リクルートHD
  • ユニリーバ・ジャパン
  • サントリー

正社員の在宅ワークの仕事内容

すべての職種で在宅ワークの実現は難しいですが、いろいろな業種で在宅ワーカーが求められています。仕事の業種はさまざまですが、求人が多いのはパソコンを使用する業種です。

具体的には、データ入力や秘書などの事務、デザイナー、エンジニア、ライターなどがあり、国土交通省の調査ではテレワークが認められる部門や職種で一番多いのは、専門・技術職という結果が出ています。

専門・技術職33.6%
営業31.5%
管理職29.0%
事務職28.6%
研究職11.5%
サービス9.5%
販売7.1%
その他3.2%


基本的に正社員の在宅ワーカーは、週に1回~2回勤務先への出社が求められることが多いです。
業務委託などであれば会社にまったく行かずにすむフルリモートは珍しくありませんが、正社員はより密なコミュニケーションを取る必要があるためフルリモートの実現がなかなか難しい状況です。

正社員の在宅ワーカーだからといって、まったく会社に行かなくてはいいわけではないことを念頭に置いておきましょう。

日ごろの勤務場所は、自宅だけに限られていない場合が多いです。会社に認められていれば、カフェやサテライトオフィス、空港や駅、場合によっては海外にいても仕事ができます。
ただし、どの会社も情報漏洩に敏感になっているので、セキュリティ面に心配がない場所で仕事をするように求められることが多いです。

先に紹介した国土交通省の調査によると、会社が認めるテレワークの場所は自宅が最も多く、自社の他事務所や顧客先などが続きます。

自宅62.3%
自社の他事業所(他支店・営業所、サテライトオフィスなど)55.8%
顧客先・訪問先・外回り先28.2%
移動中(通勤時・出張時の電車内、駅構内・空港内など)25.6%
喫茶店、図書館、出張先のホテルなど21.1%
複数の企業や個人で利用する、共同利用型オフィスやコワーキングスペースなど14.5%
その他0.5%

在宅ワークのメリット

ここからは視点を変えて、会社に通勤するのではなく在宅で正社員として働くメリットを紹介していきます。今回紹介する在宅ワークのメリットは次の4つです。

  • 育児や介護をしながら正社員として働ける
  • 通勤する必要がない
  • 好きな場所で働ける
  • 予定の調整がしやすい

在宅勤務であれば会社で勤務するよりも、育児や介護を気にしながらも正社員として働けます。
たとえば、子どもが体調を崩した場合に会社勤務であれば休みをもらう必要がありますが、在宅であれば状況によっては看病しながら働くことも可能になります。

自宅で働く在宅勤務は通勤する必要はありません。毎朝の満員電車で疲れることはないですし、悪天候などでストレスを感じることもありません。
身支度の時間を長く取れるのも在宅勤務ならではのメリットです。

会社に認められていれば自宅に限らず、自分の好きな場所で仕事に打ち込めます。お気に入りのカフェや仕事に集中できる環境が整ったワークスペースはもちろん、移動中であっても仕事ができます。

仕事の内容にもよりますが、プライベートなどの予定と仕事を上手く調整できる点が在宅勤務の大きなメリットです。
会社によっては総勤務時間が決められていて、始業・終業時間が定められていない場合もあります。急な予定変更があっても、有給休暇の申請をせずに予定を調整できる可能性がある点も在宅勤務ならではです。

在宅ワークのデメリット

続いて、在宅ワークのデメリットを見ていきます。今回紹介するのは、次の2つです。

  • フリーランスほど自由ではない
  • 自分でオンとオフを切り替えなければいけない

正社員の在宅ワークは、フリーランスほど自由ではありません。
「在宅ワーク=自由」という印象を持っている人が多いですが、正社員の在宅勤務の場合は会社にもよりますが始業・終業時間が定められていることが多いです。

また、作業完了時間や進捗状況などを細かに報告するように言われることも珍しくありません。
フリーランスのように自由に働けると思って、正社員の在宅ワークをすると窮屈に感じるかもしれません。

在宅勤務は会社に通勤しなくてもいい働き方ですが、自分でオンとオフを切り替えなければいけません。
気付いていないかもしれませんが、通勤時間に自然とオンとオフを切り替えている人が多くいます。自宅にいると仕事をする気になれなかったり、集中できなかったりする場合があります。

また、会社勤務であれば終業時間を過ぎると残業になるので「早く帰りたい」という気持ちが生まれますが、自宅で働いていると残業という概念がないのでだらだら仕事を続けてしまうことも多いため注意が必要です。在宅勤務は、自分でプライベートと仕事の境界線をしっかり引くことが大切になります。

正社員で在宅ワークをするポイント

在宅で働く場合に気を付けなければいけないポイントを5つ紹介します。会社にいないからといって適当に仕事をしてもいいわけでありません。むしろ、リモートワークだからこその注意点はたくさんあるので、在宅ワークを始める前にしっかりチェックしておきましょう。

  • コミュニケーションツールで正確かつこまめに報連相する
  • 仕事に集中できる環境を整える
  • 作業内容や方針についてきちんと確認する
  • 対面でのコミュニケーションを大切にする
  • 在宅ワークのルールを明確にしておく

それぞれの内容について詳しく解説していきます。

コミュニケーションツールで正確かつこまめに報連相する

リモートワークを導入するほとんどの会社で、何かしらのコミュニケーションツールが採用されています。
もちろん、メールと電話だけでも在宅勤務はできますが、作業の進捗状況を確認したり、円滑にコミュニケーションをしたりするためコミュニケーションツールを利用する場合が多いです。

ツールが導入されていても、在宅勤務者が積極的に利用しなければ意味がありません。
直接コミュニケーションが取れないこともあて報連相は後回しにされがちですが、顔を合わせられないからこそこまめに上司と連絡を取ることが大切です。

仕事に集中できる環境を整える

自宅はリラックスできる空間なのでそれとは別に、きちんと仕事に集中できる環境を整えることが在宅ワークのポイントになります。
住環境にもよりますが、仕事をする部屋を儲けてプライベートとしっかり線引きすることをおすすめします。

作業内容や方針についてきちんと確認する

先に説明した報連相にも繋がりますが、自分が任された作業の内容や方針についての確認は徹底して実施しましょう。
在宅ワークは作業している姿を誰かに見られることがありません。そのため、自分の認識が間違っていれば違う方向に作業が進んでいき、ミスに気付くのは作業が完了したときになることも珍しくありません。

いくら丁寧でクオリティが高い作業であっても、間違っていれば水の泡になります。
作業の誤認があると会社から自分に対する評価が失墜する原因になりかねないので、作業の完成形は特によく確認しましょう。

対面でのコミュニケーションを大切にする

先に説明したとおり、正社員で在宅勤務をする場合は週に数回会社に通勤するように求められます。
顔を合わせて話をする時間をわざわざ取っているので、質問・懸念事項などを伝えることがポイントです。
作業内容の確認も大切ですが、普段対面でコミュニケーションをしない分、有益な話ができるように意識しましょう。

在宅ワークのルールを明確にしておく

会社が定める在宅ワークに関するルールはしっかり把握しておきましょう。少しでも曖昧な基準があるなら、後々トラブルに発展する可能性もあるので明確にしておくことをおすすめします。

たとえば、指定された作業時間を超えて仕事をする場合の給料に関するルールや勤務時間の管理などは労働の対価に関わってくるので、きちんとチェックしてください。

在宅で働ける正社員の求人の探し方

最後に、在宅で働ける正社員の求人の探し方を紹介します。
インターネットで少し検索すれば意外と簡単に仕事は見つかるので、あらかじめ自分の中で仕事についての条件を設定しておくとスムーズに求人を絞れます。

在宅で正社員として働く場合、少なくても次のような条件について考えておきましょう。

  • 希望年収
  • 仕事をしたい場所(自宅、サテライトオフィス、カフェ)
  • リモートワークの頻度
  • オフィスに通勤する頻度
  • 期間を限定してリモートワークをするのか、無期限なのか
  • 勤務時間
  • 人材育成の充実度
  • 人事評価の方法

自分の中である程度条件が定まったら、パソコンやスマホを使ってインターネット検索をしてみましょう。
検索エンジンで「在宅ワーク 正社員」と入力して仕事を探す方法もありますが、次の2つの方法でも仕事を探せます。

  • 求人サイトを利用する
  • 転職エージェントを利用する

まとめ

社外の人に仕事をお願いする外注は浸透しつつありますが、正社員の在宅勤務はこれからさらなる広まりを見せることが予想されます。
在宅勤務を認める会社はまだそれほど多くありませんが、ホームページなどで公表していなくても希望すれば在宅勤務を承認してもらえる場合もあります。

在宅で勤務すると会社に通勤する手間が省ける反面、正確なコミュニケーションを取るのが難しくなるので、今回紹介したポイントに注意して仕事をしてみてください。

自分の希望に合う在宅ワークの求人がないか、まずはインターネットで調べてみましょう。



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