政府の働き改革の推進を背景に、在宅ワークがさらに広まりを見せていますが副業として在宅ワークをやる人だけでなく、本業が在宅ワークの人も増えてきました。また、会社に通勤してオフィスワークをする当たり前の勤務体系が変わりつつあります。
そこで今回は、在宅ワークに関する情報を総まとめして紹介します。これを読めば初心者でも在宅ワークの基礎知識が押さえられるだけでなく、自分に向いている仕事や在宅ワークのメリット・デメリット、仕事の探し方まで網羅できます。
注目!
この記事はこんな人におすすめ
- この記事は次のような人にぴったりの記事になっています。
・在宅ワークに興味を持っている人
・在宅ワークの始め方が分からない人
・副業として在宅ワークをやりたいが不安な人
【目次】
- 在宅ワークとは?
- 2020年のオリンピックに向けた在宅ワークの動き
- 内職と在宅ワークの違い
- おすすめの在宅ワークはこれ!
- 在宅ワークのメリット
- 好きな時間に好きなだけ仕事ができる
- お気に入りの場所で作業ができる
- 充実したプライベートをゲットできる
- 得意なことを活かしてお金を稼げる
- 人間関係のわずらわしさを感じずにすむ
- 在宅ワークのデメリット
- 対面で話せないので正確な意思疎通が難しい
- 自分で積極的に学ばなければスキルアップができない
- 運動する機会が減る
- 体調不良が報酬に直結する
- 人に合うことが減る
- 自宅で仕事を始める方法
- 会社に直接応募する
- 求人サイトから応募する
- an
- バイトル
- ママの求人
- Indeed(インディード)
- タウンワーク
- マイナビバイト
- クラウドソーシングサイトを利用する
- CrowdWorks(クラウドワークス)
- Lancers(ランサーズ)
- サグーワークス
- Bizseek(ビズシーク)
- coconala(ココナラ)
- 在宅ワークで効率よく稼ぐ方法
- 在宅ワークの安全性
- 在宅ワークをする上での注意点
- 時給や単価を意識して仕事をする
- 信頼できるクライアントから仕事をもらう
- 在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン
- 副業禁止の会社でも在宅ワークできるのか
- まとめ
在宅ワークとは?
そもそも在宅ワークとは、自宅で仕事をする新しい働き方です。基本的には時間や場所を気にせずに仕事ができるので、子どもがいてなかなか家を空けられない主婦や日中は会社で勤務するサラリーマンなどを中心に人気を集めています。中には学生で在宅ワークを始める人もいますし、在宅ワークを本業としてフリーランスで活躍する人も増加しています。幅広い世代が在宅ワークに注目していることもあって、在宅ワークの仕事内容が多岐にわたるのです。
インターネットがある生活が当たり前になり、パソコンやスマホの爆発的な普及を背景に在宅ワークの仕事の種類は増加しました。専門的なスキルや経験がある人だけでなく、誰でも簡単に在宅ワークを始められる環境になったとも言えます。在宅ワークの具体的な仕事内容については、後ほど詳しく紹介します。
■2020年のオリンピックに向けた在宅ワークの動き
2020年に東京でオリンピックが開催されることを背景に、在宅で仕事をするリモートワークに切り替える企業が増えつつあります。なぜなら、オリンピック期間には外国人来場者が1,000万人ほど日本に訪れることが予想されているからです。
日本テレワーク協会によると、東京メトロの1日あたりの乗車数は平均で850万人(2020年東京オリンピックとテレワーク:http://japan-telework.or.jp/column-2/column7/)です。ただでさえ、東京では朝の通勤ラッシュで混雑するのにもかかわらず、これにプラスして日本の交通機関に慣れていない外国人が来訪すると混乱を避けられません。こうした背景から政府は企業に対して在宅ワークを推進するようにしているのです。今のところリモートワークに切り替える企業は、首都圏が中心とされています。
総務省によると、2012年にロンドンで開催されたオリンピックでもロンドン市内にある企業の約8割でテレワークが導入されました。
(2020年に向けたテレワーク国民運動プロジェクト- テレワーク・デイ参加企業の募集 -:http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000171.html)
ロンドンオリンピックでは、この制度を導入したことで交通の混雑が軽減された実績があります。日本はこの成功事例を参考にして、7月24日を「テレワーク・デイ」として位置づけ、テレワークの導入を政府が積極的に呼びかけているのです。
オリンピックに向けた政府の動きをきっかけに、全国の会社で在宅ワークが推奨される可能性もあります。
■内職と在宅ワークの違い
「在宅ワークって内職と何が違うの?」と疑問を抱く人も多いです。内職と在宅ワークは同じだと考える人がいるが、実は明確な違いがあります。それぞれの違いについて分かりやすくまとめた記事があるので、この機会に内職と在宅ワークの違いを押さえておきましょう。
>【呼び方】在宅ワーク・リモートワーク・内職・副業の違いを解説!
おすすめの在宅ワークはこれ!
冒頭で在宅ワークにはいろいろな仕事があると紹介しましたが、実際にどのような仕事があるのか見ていきましょう。特に稼げる在宅ワークを収入別・種類別にまとめた記事や初心者が稼げる在宅ワークを紹介した記事があるので、是非チェックしてください。
>高収入在宅ワーク40選:安全に稼げる在宅ワークを収入別・種類別に紹介
>主婦におすすめな在宅ワーク求人サイト15選!初心者が稼ぎやすい仕事は?口コミも紹介
在宅ワークの口コミ情報をまとめた記事も参考になるので、チェックしておきましょう。
>【パターン別】口コミの評価が良い在宅ワークランキング!
><最新版>在宅ワークの種類ってどれくらいある?口コミや向き不向き、よくある質問まとめ
在宅ワークのメリット
続いて、在宅ワークならではメリットを紹介していきます。今回紹介するのは、次の5つのメリットを見ていきましょう。
- 好きな時間に好きなだけ仕事ができる
- お気に入りの場所で作業ができる
- 充実したプライベートをゲットできる
- 得意なことを活かしてお金を稼げる
- 人間関係のわずらわしさを感じずにすむ
それぞれのメリットについて、順番にチェックしていきましょう。
好きな時間に好きなだけ仕事ができる
在宅ワークは納品時期が決められていますが、作業をする日程は基本的に自由です。時給制で報酬が発生する仕事についても、シフトに融通が利く場合が多い特徴があります。起床時間や就寝時間に縛られることなく、好きなだけ仕事ができるのです。
例えば、体調を崩した場合でも1日休んで回復に努めて、次の日から仕事に打ち込んでも誰にも文句を言われません。自由きままに仕事ができる点は在宅ワークの最大の魅力と言えるでしょう。子育てのちょっとした合間に作業をしたり、本業の仕事が終わってから在宅ワークに打ち込んだりなど働き方が制限されていないのです。
在宅ワークは自分のペースで仕事ができるので、家庭と仕事を両立させる在宅ワーカーも多いです。
外でパートとして働くよりも稼げるという意見もあります。在宅ワークの報酬は出来高制である場合が多いですが、時給換算でどれくらい稼げるのかまとめた記事があるのでチェックしておきましょう。
>在宅ワークの時給を徹底調査|主婦でもできる高収入の仕事11選!
お気に入りの場所で作業ができる
請け負う仕事によっては、自宅だけでなく自分が好きな場所で仕事ができます。例えば、お気に入りのカフェや静かな図書館で作業してもいいのです。ただし、情報漏洩に気を付ける必要はあるので注意しましょう。
「今日は少し気分を変えて仕事をしたい」という日も在宅ワークなら安心です。自宅の一部を仕事のスペースとして快適にするのもおすすめです。なぜなら、自分の体に合う机や椅子で作業をした方が捗るからです。自宅をおしゃれな作業スペースにすれば、仕事のモチベーションの維持もできるかもしれません。
充実したプライベートをゲットできる
オフィスワークなど外で働く仕事は、通勤するための時間が必要です。通勤するためには身なりを整えて交通機関を利用しなければいけません。人によって通勤時間の長さに差はありますが、在宅ワークは通勤という概念が存在しないのです。通勤にかかっていた時間を睡眠時間に充てたり、家事をする時間にしたりなど自由に使えます。その他、子どもの行事ごとに合わせて仕事を調節することも可能です。
得意なことを活かしてお金を稼げる
在宅ワークを収入源としている場合は、自分の得意なことを活かしてお金を稼げます。例えば、絵を描くことが好きならイラストを描く仕事を自分で好きなだけ受けられます。外で働いていると絵を描くこと以外にも、電話対応や買い出しなどいろいろな仕事を頼まれますが、在宅ワークはそうした煩わしさとも無縁です。
技術が身に付いている人にとって、在宅ワークは非常におすすめできる働き方です。得意なことを組み合わせて会社で働く人の月収を大きく上回る人もいます。
もちろん、在宅ワークで活かせるようなスキルがなくてもお金は稼げるので安心してください。
人間関係のわずらわしさを感じずにすむ
外で働くと必ずといっていいほど関わることになるのが人間です。同期や上司、お客さんを含めて人間が外で働くと必ず誰かと接触する必要があります。しかし、在宅ワークであれば誰かと対面でコミュニケーションを取ることはほとんどありません。クライアントとのコミュニケーションは、メールやチャットツールなどで取ることが多いので、対面でコミュニケーションを取る機会はほとんどないのです。
したがって、上司から生産性がない飲み会に誘われることはありません。在宅ワークは自分が好きな人とだけコミュニケーションを取ればいいので、人間関係のわずらわしさを忘れられます。
外で働いていて、人間関係に疲れた人はもちろん、自分でいろいろなことを決めて作業していきたい人にも在宅ワークはおすすめの働き方です。
在宅ワークのデメリット
続いて、在宅ワークに関するデメリットについて詳しく紹介していきます。今回は次の5つのデメリットを見ていきましょう。
- 対面で話せないので正確な意思疎通が難しい
- 自分で積極的に学ばなければスキルアップができない
- 運動する機会が減る
- 体調不良が報酬に直結する
- 人に合うことが減る
順番に在宅ワークのデメリットを紹介していきます。
対面で話せないので正確な意思疎通が難しい
先に触れましたが、在宅ワークは対面でクライアントとコミュニケーションを取る機会がありません。基本的にチャットなどを使って文章で意思疎通をすることになるのです。対面であれば、理解できないことや気になることをすぐに聞けますが在宅ワークではなかなかできない点がデメリットとして挙げられます。
相手に自分の意図が伝わっていなかったとしても、クライアントの顔や声で伝わっていないことを察知できます。しかし、文章によるコミュニケーションは話の空気感を感じられないので、正確にコミュニケーションを取るのが難しいと言えるでしょう。
自分で積極的に学ばなければスキルアップができない
会社に努めていれば、先輩や上司がいて自分の仕事に対してアドバイスをもらえ、更なるステップアップに繋げられます。しかし、在宅ワークは教育制度が整っていないことがほとんどです。
つまり、在宅ワークは自分で本を買ったり、他の在宅ワーカーの働き方を研究したりしなければ技術力が身に付きづらいのです。会社で当たり前のようにある研修制度もほとんどの在宅ワークで存在しません。
自分の仕事ぶりがクライアントの求める基準を満たしていなかった場合は、注意やアドバイスを受けることはありません。次の仕事がこなくなったときに始めて、納品物のクオリティの低さに気付くことになる点が在宅ワークの厳しさです。
運動する機会が減る
会社で仕事をする場合は、いやでも運動することになります。駅までの移動距離はもちろん、社内でも案外、人は歩いていますが在宅ワークは基本的に座って特定の作業をこなしていく働き方になります。必然的に運動する機会が減ってしまうので、意識的に運動をしなければ運動不足に陥りやすいため注意しましょう。
体調不良が報酬に直結する
会社員のリモートワークであればこのデメリットを感じることはありませんが、完全に委託だけ仕事をする在宅ワーカーの場合は、体調不良で仕事ができないとその分収入が減ってしまう危険性があります。
会社員ももちろんそうですが、在宅ワーカーは特に日ごろから体調をしっかり管理していなければいけません。在宅ワーク一本で稼いでいく個人事業主の場合は特に気を付けなければいけません。
人に合うことが減る
外で仕事をすると嫌でもいろいろな人に出会って、会話をするが在宅ワークは基本的に自宅にこもって集中して作業をすることになります。したがって、人に会うことが減ってしまいます。
これをメリットに感じる人もいるが、人とコミュニケーションが取れないとストレスを感じる人もいます。しかし、在宅ワークは完全に人とのコミュニケーションが遮断されるわけではありません。最近では全国各地にコワーキングスペースができているので、そこを借りて作業をすれば家に籠ってひとりで作業をしなくてもよくなります。ただし、レンタル料がかかるので費用対効果をよく考えることをおすすめします。
自宅で仕事を始める方法
在宅ワークに興味を持ってもどのように仕事を始めればいいのか分からない人も多いので、自宅で仕事をする在宅ワーカーになる主な方法を3つ紹介します。
今回紹介するのは、次の3つの方法です。
- 会社に直接応募する
- 求人サイトから応募する
- クラウドソーシングサイトを利用する
それぞれの方法を順番に見ていきましょう。
会社に直接応募する
ネットで検索すれば在宅ワーカーを探している企業は想像以上に多いことが分かります。在宅で働く人を募集している企業に直接応募して、書類を送付したり、面接したりして通過すれば在宅ワークができます。
イラストレーターやライター、コールセンターなどの職種を募集していることが多いです。その他、専門的な知識がいるエンジニアを募集している企業も多くあります。
会社と直接契約すれば、利用手数料などを支払う必要がないのでその分収入が大きくなります。また、会社によるが研修やサポートが充実していることが多いです。ただし、信頼できる会社を自分で選らぶ必要があります。
周囲に同じ会社から仕事をもらっている人がいれば、その会社の仕事について聞くといいでしょう。周囲にそういった人がいない場合でも、インターネット上で口コミを探して安全性や信頼性が十分と言えるか判断してから応募することをおすすめします。
求人サイトから応募する
いろいろなパートやバイトを募集している求人サイトにも在宅ワークの求人情報は出ています。外で働く仕事の掲載が中心になっているので少し探しづらいですが、普段見慣れている求人サイトから仕事を探せるメリットがあります。求人サイトが会社との連絡をしてくれるので、面倒な手続きが必要ありません。
今回は在宅ワークの求人が掲載されている求人サイトとして、次の5つを紹介します。
- an
- バイトル
- ママの求人
- Indeed(インディード)
- タウンワーク
- マイナビバイト
それぞれの求人サイトについて、順番に特徴を見ていきましょう。
・an
anの一番の魅力は求人の掲載数で、アルバイトの情報サイトとしては日本最大級を誇っています。在宅ワークに絞って検索ができるので、たくさんの求人の中から在宅で働ける仕事を探す手間が省けるのでおすすめです。
・バイトル
バイトルはいろいろな条件を入力してサーチしやすい求人サイトです。内職や在宅ワークの項目も条件にあるので、比較的簡単に在宅ワークが見つかります。他の求人サイトではあまり掲載されていない案件も豊富に取り扱っています。ネットを使って在宅ワークを探しても希望の仕事が見つからない場合は、バイトルの利用がおすすめです。
また、バイトルは掲載されている求人にどれくらいの人が応募しているか確認できる点も魅力です。掲載されている求人は募集人数が一定数を超えると募集を終了するところもあるので、どれくらいの人が応募しているかを把握できるのは、利用者としてとても助かります。
・ママの求人
ママの求人は、子育てをするママに特化した求人情報を掲載しているサイトです。大手の求人サイトと比較すると求人数は少ないですが、家庭と仕事をきちんと両立できる求人情報が激戦して掲載されています。
サイト内で働きたい仕事の条件を入れて求人をチェックできるだけでなく、LINE@からも求人情報をチェックできます。LINE@では求人情報の他にも子どもと一緒に楽しめるイベント情報や生活にいかせるお得な情報など、いろいろな情報をゲットできます。登録料は無料で、プロに仕事について相談できるサービスもあるのが特徴です。
・Indeed(インディード)
Indeed(インディード)は、データ入力やプログラミングなど幅広い在宅ワークの求人が掲載されています。希望状況をあらかじめ登録しておけば、条件に該当する求人が掲載されたときにメールで情報を受け取れるので求人情報の見逃し防止に繋がります。
検索エンジンのようにキーワードで仕事を検索する仕様になっているので、ネット検索に慣れている人はIndeed(インディード)が使いやすいでしょう。
・タウンワーク
タウンワークでは求人情報が約80万件掲載されていて、他の求人サイトにない珍しい案件が掲載される特徴があります。高単価の案件も多いです。
タウンワークでは、履歴書の作成方法や面接対策に関する情報を豊富に扱っています。在宅ワークの求人を探すのは少し難しいかもしれませんが、他の求人サイトと比較するとアルバイトに関する情報をたくさんチェックできるので登録しておいて損はないでしょう。
・マイナビバイト
マイナビバイトは大手就職サイトのマイナビが運営している求人サイトで、大手が運営しているだけあって、安心感・安定感は抜群です。
また、ネット上のサイトだけでなく、スマホ用のアプリもあります。年代に分けてアプリが用意されているので、自分に適した仕事を探しやすい特徴があります。
在宅ワークの求人情報も豊富に掲載されていて、時給換算で高い報酬がもらえる仕事も多数取り扱われているのが特徴です。在宅ワークの経験がない人でも安心してできる仕事もたくさん掲載されています。
クラウドソーシングサイトを利用する
在宅ワークの仕事を探す方法の王道は、クラウドソーシングサイトを利用したサーチです。クラウドソーシングサイトはクライアントと直接繋がる必要がなく、オンライン上でクラウドソーシングサイトを介して繋がることになります。基本的には次の3つの形式の仕事が掲載されています。
仕事の形式 | 内容 | 仕事の種類 |
---|---|---|
コンペ | クライアントがサイト上で仕事を依頼して応募者の中から気に入ったものを選ぶ形式。受注者は自分が提出した案が採用された場合のみ報酬が受け取れる。クライアントによっては手直しをお願いされることもある。 | キャッチコピーやロゴなどの制作など |
タスク | ひとつの作業をするために多くの人数が必要な仕事をクライアントが依頼するときに選択する形式。受注者は仕事内容を確認した後にすぐ作業に入れる特徴がある。作業が完了すればその場で納品が完了して、クライアントが承認すると報酬が支払われる。 | 簡単な文章の作成、データ入力など |
プロジェクト | クライアントがひとりの受注者を選択する形式。クライアントはサイト上でやって欲しい仕事を提供し、受注者はそれに対して提案をする。双方の条件が合うと契約ができ、納品をすると契約が終了して報酬が支払われる。 | ホームページの制作、システム開発、ライティングなど |
クラウドソーシングサイトに関する基本情報を押さえたうで、次の5つのクラウドソーシングサイトについて見ていきましょう。
- CrowdWorks(クラウドワークス)
- Lancers(ランサーズ)
- サグーワークス
- Bizseek(ビズシーク)
- ココナラ
順番にそれぞれのクラウドソーシングサイトの特徴を紹介していきます。
・CrowdWorks(クラウドワークス)
公式ホームページによると、クラウドワークスのユーザー数は約298万人、仕事依頼数は271万件です。仕事内容は200種類以上でとても豊富です。仕事内容は記事作成やロゴ作成、ホームページの制作などいろいろあります。
また、クラウドワークスでは「仕事依頼ガイドライン」が設けられていて、怪しい仕事の依頼がされるのを防ぐ効果が期待できます。
仕事の報酬金額に応じて5%~20%の手数料が発生しますが、登録手数料は無料です。クラウドワークスでは、仕事をこなして実績を付けると「プロクラウドワーカー」に認定されます。プロクラウドワーカーになれば条件が良い仕事を受けやすくなるので報酬のアップが見込めます。
また、指定の条件を満たすと無料でフリーランスのライフサポートが受けられるのです。仕事のサポートはもちろん、スキルアップの支援や福利厚生が受けられるのでおすすめです。
・Lancers(ランサーズ)
ランサーズは、日本で最初に誕生したクラウドソーシングサイトで2008年からサービスがスタートしました。テレビなどのメディアでも取り上げられていて知名度が高いクラウドソーシングサイトです。
公式ホームページによると、依頼総額は2,000億円超、依頼実績は200万件超になっています。仕事発注サイトとしては日本最大級の規模で、秘密保持やセキュリティチェックを徹底しているので安全性が高いです。また、クライアントとのトラブルが起きたときに利用できるサポート窓口は24時間365日対応なので安心です。
ランサーズの登録料は無料ですが、仕事の依頼が成立した場合に報酬金額に応じて5%~20%のシステム手数料が発生すます。
仕事内容はデータ入力などのタスク作業はもちろん、Web制作・デザインやシステム開発・運用、ライティング、コンサルティングなど幅広い種類の仕事が掲載されています。初心者OKのお仕事だけでなく、技術やスキルが求められる案件までたくさん用意されているのがランサーズの特徴です。
仕事をこなしていくと「認定ランサー」として認められることがあります。認定ランサーに登録されるとマークがランサーズ内のプロフィールページ表示され、高単価の仕事を受けやすくなります。
また、ランサーズでは在宅ワーカー同士で交流するイベントが全国各地で実施されています。どのように働くのか効率が良いか、スキルを身に付けるためにはどうすればいいかなど在宅ワークの働き方についてリアルな話が聞けるのがポイントです。
・サグーワークス
サグーワークスは、ライティングの在宅ワークに特化したクラウドソーシングサイトです。基本的にはライティングの業務が中心ですが、アンケートに回答する仕事もあります。ライター数は約24万人で、発注企業数は3,000社に上ります。
ライティングの初心者でも簡単に稼げるシステムになっていますが、サグーワクス内の「プラチナライター」のテストに合格すると、高単価の案件が紹介されるようになるので合格を目指した方が効率よく稼げるのです。サグーワークスの月間最高獲得報酬額は、2018年の実績で約71万円と非常に高額になっています。
クライアントと直接連絡を取ったり、打ち合わせをしたりしなくてもいいのがサグーワークスの魅力です。サグーワークスに掲載された仕事はどれでも手を付けられますし、クライアントに営業する手間が省けます。納品した記事はサグーワークスに添削してもらえるので、ライティングのスキルアップがしやすいです。
ただし、仕様書に沿ったライティングができていないと、納品が認められないので最初は特に注意する必要があります。サグーワークスでは、登録手数料はもちろん、システム手数料も発生しないので効率よく稼ぎやすい体制になっています。
・Bizseek(ビズシーク)
ビズシークは手数料が安いことで有名で、依頼金額が10万超だとシステム手数料は5%、10万円以下だと10%です。売上から差し引かれるお金を押さえられるので、収入アップにつながります。
ライティングや軽作業、アプリ開発など仕事内容は多種多様ですが、特にWebの分野に力を入れているのが特徴です。ビズシークはタスク形式の仕事がなく、クライアントから受注者に確実に報酬が受け渡されるように、本人確認をするようにしています。この取り組みにより、信頼できるクライアントが探しやすくなります。
ビズシーク内で仕事の相談から報酬の決済まで完結できるため、インターネット環境さえあれば、時間や場所を問わず仕事ができるのがビスシークの魅力です。
・ココナラ
これまでに紹介したクラウドソーシングサイトとは、少し違うのがココナラです。ココナラのコンセプトはスキルを売り買いできるフリーマーケットで、自分でスキルや知識を出品して、受注するスタイルです。販売する価格も受注者が自らが設定することになっています。実際にココナラで販売されているスキルや知識は次の通りです。
- プログラミング
- 英語などの語学
- イラスト
- 占い
スキルがココナラに認められると「PRO認定」がされます。また、匿名でのサービスのやりとりにも対応しています。 ココナラはまだ新しいサイトではありますが、匿名でもサービスを提供できるということもあり、主婦を中心に人気を集めています。
以上が在宅ワーカーが仕事を探すときによく使用するサイトです。自分のやりたい仕事の種類に合ったサイトを選んで在宅ワークを始めてみましょう。
仕事が見つかってある程度慣れてきたら、次に気になるのは効率よく稼げる方法ですよね。続いては、在宅ワークで稼ぐためのコツを具体的に紹介していきます。
在宅ワークで効率よく稼ぐ方法
在宅ワークで効率よく稼ぐためには、スキルを磨くか資格を取るのが一番です。 スキルを磨くためにはひたすら仕事をこなすことが大切です。本を読んだり、他のクライアントの制作物を研究したりして自分に足りない力を補いましょう。
在宅ワークで請け負う仕事にもよりますが、資格があると報酬が高くなる仕事も多いです。在宅ワークでいかせる資格については次の記事をチェックすることをおすすめします。
>在宅ワークに必要な資格は何?有利な資格やおすすめの資格情報
在宅ワークの安全性
自分で安全な仕事を見極めなければいけない点が在宅ワークの難しい点です。最近は主婦を狙った在宅ワークの詐欺も多いので注意が必要です。次の記事を読んで詐欺に遭わないために必要な事前知識を得ておきましょう。
>主婦をターゲットにした在宅ワーク詐欺にご用心!安心・安全な在宅ワークサイトで仕事をしよう
在宅ワークをする上での注意点
次に在宅ワーカーとして働く上で、注意すべきポイントを紹介します。
- 時給や単価を意識して仕事をする
- 信頼できるクライアントから仕事をもらう
- 在宅ワークの適正な実施のためのガイドラインは読んでおこう
それぞれの注意点についてしっかり解説するので、この機会に押さえておきましょう。
時給や単価を意識して仕事をする
在宅ワークのほとんどは時給制ではなく、出来高制です。そのため、仕事をするほど報酬につながる一方で、作業スピードが遅いと外で働いた方が効率よく稼げてしまいます。在宅ワークも立派な仕事のひとつなので、目の前の作業に集中してしまって、収入に結びつかないようにならないためにしっかり計画を立てて仕事をすることが大切です。
在宅ワークを始めた当初は仕事を任せてもらうことに喜びを感じて、どんな仕事でも請け負ってしまいがちです。せっかく仕事をするのであれば、効率よく稼げるものを選ぶようにしましょう。単価や時給を意識するとダラダラとした作業の防止に繋がります。
信頼できるクライアントから仕事をもらう
先に説明した通り在宅ワークの多くは、クライアントと顔を合わせません。クラウドソーシングサイトを利用して仕事を請け負うのであれば、本名や住所などをクライアントに伝えることもなく仕事ができます。個人情報を開示しなくても仕事ができるのは、在宅ワークのメリットのひとつでもありますが、クライアントも在宅ワーカーに対して情報を開示する必要がありません。そのため、中には作業が完了して完成品を納品しても報酬を支払わない悪質なクライアントもいるのです。
大きなトラブルにならないために、信頼できるクライアントを探して仕事を請け負うことが大切です。始めはどのクライアントが良質か判断しづらいかもしれませんが、報酬がやけに高かったり、指示が曖昧だったり、納品条件が厳しすぎたりする場合は注意しましょう。次の記事を読んで在宅ワークの種類や注意点に関する知識を得ておきましょう。
>【在宅ワーク58選】あなたもハマる!?自宅・家でできる仕事(在宅ワーク)の落とし穴に注意!
在宅ワークの適正な実施のためのガイドラインは読んでおこう
在宅ワークをやる人にぜひ事前に読んでおいてもらいたいのが「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」です。厚生労働省が作成したもので、在宅ワークにおけるトラブルを防止するための注意点などが記載されています。
在宅ワークを始める前に読んでおけばクライアントにどのような行為をすると、問題として捉えられるのかが把握できます。ひどいクライアントに出会ってから注意事項を知るのはもったいないです。事前に回避できるトラブルも多いので、少し長く感じるかもしれないがこのガイドラインに目を通しておくことをおすすめします。
>在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン
副業禁止の会社でも在宅ワークできるのか
ここまで在宅ワークをする上で必要な知識を紹介してきましたが、在宅ワーカーの中には副業として在宅ワークをする人もいます。副業を認める会社が増えつつありますが、副業が禁止されている会社も多いです。
「副業禁止の会社で在宅ワークをしても大丈夫?」と不安な人は次の記事をチェックしてみましょう。会社にバレずに副業をするためのポイントや確定申告の必要性について分かりやすくまとめられています。
>【副業解禁】在宅ワークに関する税金|会社にばれない方法は?
正社員で副業として在宅ワークをする場合のポイントも合わせてチェックしておきましょう。
>【徹底解説】気になる正社員の在宅ワーク!
サラリーマンにおすすめの在宅ワークだけをまとめた記事もあります。これを読めば副業に適した在宅ワークが分かります。
>サラリーマンの副業おすすめランキング2019年最新版!本当に稼げる副業は?
まとめ
新しい働き方として注目を集めている在宅ワークは、専門的なスキルや経験がなくても誰でも簡単に始められる仕事です。お小遣い稼ぎが目的で在宅ワークをする人も多いですが、やり方によっては副業はもちろん、本業でもしっかり稼げるのが在宅ワークの魅力です。
自分で安全性や信頼性を見極める必要はありますが、そこが在宅ワークの面白さでもあります。今回紹介した内容を参考にして、怪しい仕事を避けるように心がけましょう。
たくさんの種類の在宅ワークがあるので、自分に合った仕事を探してみるのもおすすめです。