在宅ワークというと、家事の合間や本業を支えるアルバイト的な意味合いが主流でした。しかし、在宅ワークはいまや、家にいながらしっかりした収入を得る勤労形態としての地位を確立しています。在宅で生活を支える収入を得るためには、稼げる仕事を選択することがなによりも大切です。ここでは、在宅ワークで稼ぐにはどういった仕事があるのか、稼いでいくにはどのような方法があるのかなど、稼げる在宅ワークについて紹介します。
在宅ワークはいくら稼げるもの？
内職を始め、在宅での仕事は昔から多くの人の収入獲得を助けるものでした。家事や介護などで通勤が難しい場合や会社員の副業など、個人の環境が多様化する中では、在宅ワークはさまざまな状況の人が参入しやすい労働形態といえるでしょう。誰でも取り組みやすい在宅ワークですが、仕事の種類は多様で、行う作業時間も人によってさまざまです。得る収入にも違いがあるのは当然ですが、気になるのは一体いくらくらいまで稼げるものなのかということです。実はやり方次第では在宅ワークで月に50万円程度稼ぐことは可能なのです。しかし、会社員として勤務しても月に50万円の収入を得ることは容易ではありません。それと同様、在宅で月50万円稼ぐにも相応の努力が必要であり、簡単なことではできません。在宅で高収入を得るためには、スキル、アイデア、そして継続的な努力が必要です。インターネット上で「在宅ワーク高収入」と検索すれば、興味を引く結果が表示されますが、中には「簡単で高収入」という内容のものもあります。そのような内容の仕事には落とし穴がある場合があるので注意しましょう。在宅ワークで高収入を得るには、目標に向かって絶えず努力する力こそ重要なのです。
稼げる在宅ワークの種類
在宅ワークには多くの種類がありますが、実際稼げる仕事として代表的なものを5つ紹介しましょう。まずはテープ起こしです。インタビューやセミナー、講演内容をICレコーダーなどに録音したものを再生し、文章にまとめる仕事です。この作業はかつてはテープレコーダーに録音したものを文字に起こしたことから、テープ起こしと呼んでいます。作業単価は60分のテープ起こしで、内容により数千円から2万円程度が報酬となります。ライティングは指定されたトピックについて規定文字数、指定事項に基づき文章作成をするものです。クライアントと直接やり取りして納品する場合や、クラウドソーシングなどに登録し仕事を請け負う場合もあります。規定文字数に応じて報酬が決まる場合が多く、1文字1円以上の仕事は高単価となり人気が高くなっています。データ入力はキーボード操作の得意な人に向いている仕事といえます。1文字、あるいは1ページにつきいくらという作業単価が多く、内容によりまちまちです。アンケートモニターはマーケティング調査会社などが運営しているサイトに登録し、ネット上でアンケートに答える仕事です。報酬は現金ではなく、ポイントが付与されることが多くなっています。そのほか、商品を受け取って使用し、その使用感をフィードバックしてポイント報酬を受ける商品モニターもあります。
在宅ワークで稼ぐ方法は？
そのほか、稼げる在宅ワークには、紙媒体などのページデザインを行うDTP、システム開発、Webコーディングなどがあります。それぞれ単価は、DTPは契約にもよりますが、1ページ25,000円以上となります。システム開発・SEの場合は20万～40万円、Webデザインやコーディング作業は内容により5万円～20万円ほどと開きがあります。いずれの仕事も、技術や知識、デザイン力などの技量が必要です。ライティングにしても、与えられた指定事案に則し、読者を引き付ける魅力のある文章を構築するのは簡単なことではありません。在宅ワークで満足のいく稼ぎをするためには、高単価、高収入となる作業をこなすだけのスキルがまず必要だといえるでしょう。そのうえで漏れのない仕事を継続的にやり切り、実績を積み重ねることが大切です。実績の積み重ねは最終的に信頼へと変わります。クライアントからの信頼がさらに継続的な仕事へとつながり、安定した収入を得ることが可能です。もちろん、クライアントのリクエストにすばやく応え、納品期日を守るということが重要なのはいうまでもありません。
努力や工夫次第で満足できる稼ぎを得られる
時間や場所にとらわれず家にいながら仕事をするテレワークの推進がなされています。在宅ワーカーだけではなく、会社員の就労環境の見直しなどでテレワーク人口の増加も見込まれます。そういった環境の変化から、インターネットなど情報通信技術を使用した仕事が多くなってくる可能性は高くなってきています。パソコンを利用した在宅ワークの仕事の幅が増えることが予想される中で、在宅ワーカーが何のスキルも磨かずにできることだけをしていたならば、満足のいく稼ぎは難しいでしょう。十分な稼ぎを在宅ワークでするならば、スキルを磨くこと、継続的な実績を積み、クライアントとの信頼関係を構築することは重要です。さらに、仕事選びは高収入であることも大切ですが、続けていけるか、努力・工夫ができるかがポイントとなります。それが可能であれば、在宅ワークで十分に稼げるのです。 自分は月にどれだけ稼ぎたいのか、どんな仕事をしていきたいのか、目標をしっかり決め実行していきましょう。
