商品の転売を指す「せどり」は、特別な知識やスキルが不要なことから、古くから在宅ワークや副業として人気を集めている仕事の一つです。
商品の販売のみで年に数十万〜数百万円の利益を見込むことができるため、数ある副業のなかでもメジャーな副業といえます。
今回は、古くから副業として人気を集めている「せどり」にスポットをあてながら、せどりの始め方や注意点などを解説していきます。
注目!
この記事はこんな人におすすめ!
- この記事は次のような人にピッタリの記事になっています。
・せどりの副業に興味がある
・せどりの流れを知りたい
・せどりの注意点を知りたい
【目次】
せどりと転売行為は違うもの?
せどりとは?
せどりとは、端的に言えば「ある商品を仕入れて利益を乗せて販売することで、利ザヤ(手数料)を得るタイプの販売手法」を指すものです。
オークションサイトで1,000円で仕入れた商品を、フリマアプリなどで2,000円で販売することができれば、1,000円の利ザヤを稼ぐことができます。
転売行為とは?
あまりにも商品の定価からかけ離れた価格を設定してしまうと、いわゆる転売行為に該当する恐れがあるため、あらかじめ注意が必要です。
せどりも転売も、商品の販売によって手数料を得る行為であることは変わらないため、常識的な価格設定を行うことが重要といえるでしょう。
せどりの始め方と4つのステップを解説
商品を選定する
これからせどりを始めようとする場合、まずは、せどりのための商品を選定するところから始めていきましょう。
せどり初心者で高額商品を多く抱えてしまうと、不良在庫になってしまうリスクがあるため、まずは単価の低い商品選定がベターといえます。
商品を仕入れる
せどりの商品を選定した後は、各種オークションサイトや中古ショップなどで、実際に販売する商品を仕入れるステップに移ります。
中古商品の場合であれば、なるべく保存状態の良い商品を安く仕入れる必要があるため、趣味の引退品やまとめ売りを狙うのがおすすめです。
商品を販売する
商品の仕入れが終わった後は、同じくオークションサイトやフリマアプリなどから仕入れた商品を出品するステップに移ります。
フリマアプリなどは、それぞれのサービスごとでサービス手数料が異なるため、なるべく手数料の低いサービスを選ぶことが重要です。
アフターサポートも重要
オークションサイトやフリマアプリの多くは、取引ごとにユーザーからの評価が下されるサービスがほとんどであるため、注意が必要です。
梱包が雑であったり、対応の態度が悪かったりすると、出品者から低評価を受けるリスクが高まってしまうため、真摯な対応を心がけましょう。
せどりに使えるおすすめサービス3選
ヤフーオークション
通称ヤフオクの愛称で親しまれている「ヤフーオークション」は、圧倒的な知名度と信頼性が魅力のオークションサイトといえます。
販売手数料は8.8〜10%と決して安いとはいえませんが、幅広い世代が利用しているため、振り出しモノが見つかることも多くあります。
メルカリ
フリマアプリの先駆けとして、今では国内有数の上場企業にまで成長した「メルカリ」は、知名度とユーザーの多さが魅力のサービスといえます。
圧倒的な知名度とユーザー数を誇ることから買い手がつきやすいメリットの反面、販売手数料は10%と高額であるため注意が必要です。
ラクマ
フリルというフリマアプリを楽天が買収したかたちで開始された「ラクマ」は、販売手数料の安さが魅力のサービスといえるでしょう。
販売手数料が6%と安いため高額商品の転売に適している一方、ヤフオクやメルカリほどの知名度はないため、長期的なせどりにおすすめです。
せどりは犯罪になる危険性がある?気をつけておきたい3つの注意点!
申告漏れの危険性
1つ目の注意点としては「申告漏れの危険性」というものが挙げられるでしょう。
副業としてのせどりや転売であっても、通年で20万円以上の利益を上げている場合には、その利益に見合った税金を納めなければなりません。
確定申告を怠ってしまうと、納めるべき税金に加えて加算税と呼ばれるペナルティが課せられてしまう恐れもあるため、注意しておきましょう。
古物商法違反の危険性
2つ目の注意点としては「古物商法違反の危険性」というものが挙げられます。
通常、せどりや転売をはじめとする物品の販売行為には、古物商と呼ばれる管轄する警察署からの認可を受けておく必要があります。
ビジネスとして継続的に利益を出すことを目的としている場合には、古物商の許可が必須となるため、あらかじめ注意しておきましょう。
販売禁止物品にあたる危険性
3つ目の注意点としては「販売禁止物品の危険性」というものが挙げられるでしょう。
銃器や違法ドラッグなどの法律に違反する商品の販売はもちろんのこと、ライブチケットの高額転売なども罪に問われる危険性があります。
グッズなどであっても公式が転売行為を認めていないケースなどもあるため、販売する商品の違法性については気を配っておきたいところです。
まとめ
今回は、古くから副業として人気を集めている「せどり」にスポットをあてながら、せどりの始め方や注意点などを解説していきました。
せどりは、初心者でも気軽に始めることができる反面、申告漏れや古物商法違反のリスクなど、注意すべきポイントも意外と多いものです。
まずは仕入れに費やす予算を明確にすることで、無理のない範囲でコツコツと副業化していくことが重要といえるでしょう。