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公開日:2018-04-25 最終更新日:2019-12-09

育休中に仕事はできる?育休給付は貰えるのか

 出産という大きな仕事をやり遂げた後は、すぐに育児が始まります。慣れない育児で忙しい毎日を送っていた人も、何カ月かすると少しずつ余裕が出てくるのではないでしょうか。
基本的に育休は、子育てのための休暇です。とはいえ、育休中でも条件さえ守っていれば働くことはできるのです。ここでは、育休中に働くための条件と注意点を紹介していきます。条件に沿って働くことで、給付金を貰いながら、自分のペースで働くことが可能となります。


育休中に仕事をしても育休給付は貰える

 厚生労働省の指針によると、育休中に仕事をしても育児給付金は貰えるとされています。もし給付金以外に収入を得たいのであれば、育休中でも働くことは可能です。
ただし、本来育休とは育児に専念するための休暇です。よって育児が疎かにならない範囲で働くことができるよう、いくつかの条件が設けられています。これらの条件から外れると、給付金の減額措置が取られます。せっかく働いたのに、収入がアップしないということに陥るのです。そのようなことに陥らないためにも、育休中に仕事をするときは条件をしっかりと把握することが大切です。条件を知ることで、効率のよい働き方を目指しましょう。
育休中の働き方でひとつの目安となるのが、「80時間」です。1カ月に80時間までの勤務であれば、育休給付は満額を受け続けられる可能性が高くなっています。次の章では、育休給付が貰える条件を詳しく紹介していきます。

育休給付が貰える条件とは

 育休給付が貰える条件は、いくつかのステップに分類されます。最初のステップは「1カ月に働いた日数が10日以下」という条件です。10日以下であれば、1日の労働時間に限らず育休給付を継続して受け取ることが可能です。つまり、育休給付と賃金を併給できるため、育休でも収入アップが期待できるのです。
また「1カ月に10日以上」働いても、育休給付を受け取れるケースがあります。それは「1カ月の勤務時間が80時間以内」に収まっている場合です。つまり「1カ月に働いた日数が10日以上」かつ「1カ月の勤務時間が80時間以内」であれば育休給付は支給されます。これが先ほど紹介した「80時間」の目安となっています。
これらの条件下であれば、職場復帰したとは見なされず、育休を継続したままゆったりとしたペースで働くことができるでしょう。ただし注意点もあります。それは支給が減額される場合があるという点です。育休に入る前に貰っていた月給額面の80%を超える収入を得てしまうと、給付金の減額措置が取られます。せっかく働いても収入が減少しかねないので、しっかりと調整したうえで働くことが大切です。
また、育休中に働く場所は、現在の職場でなくても構いません。勤務先の会社の許可を得ることができれば、ほかの会社やクラウドソーシングなどで働くこともできます。新しい働き方をすることで、育休中もスキルアップが期待できるのではないでしょうか。

育休中も少し働く!半育休という考えも

 女性が活躍できる社会になるよう、育休制度も年々見直しがされています。そのひとつが育休中の働き方改革です。2014年以前は、労働時間に限らず、1カ月の労働日数が10日を超えたら育休給付の対象から外れてしまいました。しかし2014年の法改正により、月80時間以内であれば給付金が支給されるようになり、多様な働き方ができるようになっています。
そもそも育児休業給付金は、はじめの半年は月給額面の67%支給され、その後は最大2年まで50%受け取ることができます。ただし、基本的には1年間の支給となっており、「保育園に入所できなかった」など特別な場合に限り、育休の延長と給付金の支給が認められています。
育休中も給付金という形で収入を得ることができますが、決して多い金額ではありません。わずかでも収入を増やしたいというニーズは年々増加しています。
そんな人におすすめなのが「半育休」という考え方です。育休中も80時間の範囲内で働くことで、給与分だけ収入アップが見込めます。給付金と給与の両方が貰えることで収入はアップしますが、育休前より増えることはありません。なぜなら、合算した収入が月給額面の80%を超えると、給付金の減額措置が取られるからです。あくまでも「育休」メインで、少しの収入アップが期待できるのが「半育休」という働き方と言えるでしょう。

育休中の仕事ならテレワークもおすすめ

 これまで紹介してきたように、1カ月の労働時間が「80時間」以下であれば、育休給付を受け取りながら働くことが可能です。ただし、給付金と賃金の合計が月給額面の80%を超えると、育休給付が減額されます。これらの仕組みを知ったうえで、効率よく収入アップができるような働き方を考えることが大切です。
また、会社に所属しながら在宅で働くことができるテレワークは、育児で忙しい女性にぴったりの働き方となっています。一日数時間、育児の合間をぬって自分のペースで働くこともできるので「半育休」という働き方もぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか。



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