在宅で仕事ができるテープ起こしの仕事内容について詳しく解説します。具体的にどのような作業をする仕事なのか、どれくらいの報酬が見込めのかなどについて分かりやすく説明します。
テープ起こしに向いている人や稼ぐためのコツも合わせて紹介します。口コミ情報をもとに、テープ起こしの仕事について見ていきましょう。
注目!
この記事はこんな人におすすめ
- この記事は次のような人にぴったりの記事になっています。
・テープ起こし、文字起こしに興味がある人
・パソコンを使った在宅ワークがしたい人
・テープ起こしの口コミ情報が知りたい人
【目次】
テープ起こしの仕事内容
テープ起こしは文字起こしとも呼ばれますが、音声や動画のデータを耳で聞いてパソコンで文字に書いて起こすのがテープ起こしの仕事です。基本的にはパソコンの入力作業になりますが、近年はAIが発展していて自動で音声を文字に変換するアプリを利用して音声認識で作業する方法もあります。
テープ起こしで聞き取るデータはクライアントによってさまざまですが、具体例としては次のようなものがあります。
- インタビュー
- 会議
- 座談会
- 審議会
- 講演会
- 委員会
テープ起こしは家事の合間の時間を有効活用する主婦だけでなく、大学生などにもバイトとして人気が高い在宅ワークです。
報酬の目安
テープ起こしの報酬は、データに対して1分〇円というかたちで報酬が支払われることが多いです。初心者であれば1分間80円ほどが相場ですが、どれくらいの報酬になるかは人それぞれです。
テープ起こしは、音声や動画データの質やテープ起こしの作業速度によって報酬が大きく異なる仕事です。クライアントのデータが耳で聞きづらい内容だったり、専門的な話だったりすると作業にかかる時間が多くなりやすくなります。テープ起こしの仕事に慣れてくると、元データの6倍程度の作業時間で完成できるようになります。
例えば音声データが10分間であれば、テープ起こしが完成するまでに必要な時間の目安は10分間×6倍で60分になります。1分間90円だとすれば10分間×90円で900円が報酬になるため、この例の場合の報酬を時給で換算すると900円になるのでひとつの目安として考えてください。
働きやすさ
テープ起こしは、仕事をもらえると自分のペースで作業ができるので働きやすい在宅ワークと言えます。テープ起こしの求人も多いので案件はすぐに見つかりますが、まったくテープ起こしをした経験がなかったり、パソコンスキルがあまりなかったりすると仕事を受けづらいです。
テープ起こしの未経験者は実績を積むことが大切です。受け取れる報酬が少なくてもまずは簡単な仕事をたくさんこなしていけば、ある程度安定して仕事を受注できるようになります。案件が定期的にくるようになれば、テープ起こしは働きやすい在宅ワークになります。
仕事の難易度
テープ起こしの難易度はそこまで低くありません。
「音を聞いて文字を打つだけ」と思ってテープ起こしを始める人が多いですが、実は奥が深い仕事で、例えば元データの日本語が文法的に不適切であれば訂正しなければいけません。他にも、クライアントによって口語表現にするか文語表現にするかも異なりますし、ひとつの単語でも漢字で表記するのかひらがなで書くのかも状況によって違います。
報酬が低めに設定されている案件であれば、上記のような内容は求められないかもしれませんが、テープ起こしで稼ぎたいと考えているならパソコンのブラインドタッチのスピードを磨くだけでなく、日本語の正しい表記方法についての知識を習得する必要があります。
よって、テープ起こしの難易度は他の在宅ワークと比較すると高めだと言えるでしょう。
安全性
テープ起こしの安全性は基本的に守られていますが、音声データや動画データをクライアントとやり取りすることになるので、きちんとパソコンにセキュリティソフトをインストールしておく必要があります。
テープ起こしの仕事に適している人
テープ起こしの仕事に向いている人は、次のような人です。
- パソコンの入力が得意な人
- 正しい日本語の使い方が身についている人
- いろいろな話を見聞きしたい人
テープ起こしの仕事のメリット
テープ起こしで働くメリットとしては、次のようなものがあります。
- 自分のペースで仕事ができる
- 今までになかった知見を身に付けられる
- パソコンがあればいつでも仕事ができる
テープ起こしの仕事のデメリット
一方、テープ起こしのデメリットは次の通りです。
- 自分が知らない分野だと専門用語が聞き取りづらい
- データが来ないとどれくらいの作業時間がかかるか分からない
- 文字に不備があるとクライアントからの評価が下がる
テープ起こしの仕事で働くためには
テープ起こしで働くために仕事の探し方や初期投資・サポートの有無について詳しく解説します。
仕事の探し方
テープ起こしの仕事をするためには、クラウドソーシングサイトに登録して自分で仕事を探すか、テープ起こしをしている会社の求人に応募するかのどちらかになります。
スキルや経験がない初心者はテープ起こしの会社に応募してもなかなか通りません。なぜなら、多くの会社はテープ起こしのスキルや経験を応募条件にしているからです。テープ起こしの実績を積むためにも、まずはクラウドソーシングサイトで仕事を探すことをおすすめします。
無事にテープ起こしの案件を受注できれば、クライアントから音声・動画データや注文書などが送られてきます。マニュアルや書式のサンプルなどにしたがって、正確にテープ起こしの作業をすることが大切です。クライアントに指定された納品日に遅れないように納品しましょう。
初期投資の有無
テープ起こしはインターネット環境と音声・動画データを再生できるパソコンがあれば作業ができますが、効率良く作業をするためには次のようなものを準備する必要があります。
フットペダル |
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テープ起こし用音声再生ソフト |
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ヘッドホン |
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サポートの有無
大手のテープ起こし会社であれば充実したサポートがあり、ヘッドホンやフットペダルの貸与があることも多いです。一方、クラウドソーシングで仕事を受けるとクライアントによっては、簡単な注文書だけを渡されて作業するケースもあります。
テープ起こしで稼ぐためのコツ
テープ起こしで稼ぐためのコツを3つ紹介します。
- テープ起こし技能検定を取得する
- テープ起こしの実績を積む
- 音声認識や単語登録を使って効率よく作業をする
テープ起こしの口コミ情報
最後に、テープ起こしの口コミ情報をチェックして評判を確認しておきましょう。良い口コミと悪い口コミの両方を紹介していきます。
良い口コミ
テープ起こしの良い口コミは次の通りです。
- いろいろな人の話を聞けるので楽しい
- 単純な作業ではないので飽きずに続けられる
- 場所を気にせずに自分の好きなスペースで仕事ができる
悪い口コミ
一方、テープ起こしの悪い口コミは次の通りです。
- 音が歪んでいて作業が全然進まないときがある
- 作業に対する報酬が少なく感じる
- データの質が安定しないため作業にかかる時間が読めない
まとめ
テープ起こしは学生や主婦を中心に人気がある在宅ワークですが、ある程度のスキルや実績が必要になる仕事です。基本的にはパソコンさえあれば仕事ができる点がテープ起こしの魅力ですが、軽い気持ちで始めるのはおすすめしません。
パソコンの入力に自信があって、正しい日本語を使える人はテープ起こしで収入を得るといいでしょう。