学生や主婦など幅広い年齢層の人から人気を集めているコールセンターのバイトですが、応募者を悩ませるのが履歴書や面接で伝える志望動機です。「たかがバイトの面接だから…」と甘く見ていると、不採用になる可能性があるので事前の準備をおすすめします。
今回は、コールセンターのバイトの面接に通るための効果的な志望動機について詳しく解説します。履歴書や面接ですぐに使える志望動機の例文も紹介するので、あわせてチェックしてください。
注目!
この記事はこんな人におすすめ
- この記事は次のような人にぴったりの記事になっています。
・コールセンターの志望動機が思いつかない人
・履歴書や面接で使える志望動機を見たい人
・コールセンターのバイトの面接対策がしたい人
【目次】
- コールセンターはどんな仕事をする?
- コールセンターに向いている人は?
- 採用担当者に好印象を与えられる人は?
- コールセンターのバイトに通りやすい志望動機は?
- コールセンターの仕事の種類に合ったもの
- スキルアップしたい気持ちが伝わるもの
- コミュニケーション能力を活かしたいと分かるもの
- 前職のスキルを活かすことをアピールすると受かりやすい
- 履歴書で避けるべき志望動機は?
- 「シフトの融通がきく」
- 「残業をしなくていいから」
- 「時給が高いから」
- コールセンターのバイトの志望動機におすすめの例文集
- 未経験でコールセンターで働きたい
- コールセンターの経験者で再度働きたい
- スキルアップしたい
- コミュニケーション能力を活かしたい
- 前職のスキルを活かしたい
- 職場復帰をしたい
- 採用するメリットを志望動機で伝えることがポイント
コールセンターはどんな仕事をする?
まずは、コールセンターでバイトをするとどのような仕事を任されるのか押さえておきましょう。
次の記事は、コールセンターのバイトに任される仕事をいくつかの分類に分けて詳しく紹介しています。コールセンターの業務内容を把握できるだけでなく、バイトの実情についても知れるので最初に読んでおくことをおすすめします。
>コールセンターのオペレーターってどんな仕事?業務内容や実情など詳しく解説!
コールセンターに向いている人は?
コールセンターの仕事についてチェックしましたが、どのような人が向いているのでしょうか。
次の記事では、コールセンターのバイトに向いている人の特徴を具体的に紹介しています。コールセンターで働いた経験がなくて自分が働いていける環境なのか不安に思う人もいることでしょう。コールセンターのバイトに向いていない人の特徴もピックアップしているので、応募する前に下の記事を見ておくと働いてからギャップに悩まされることがありません。
採用担当者に好印象を与えられる人は?
コールセンターに向いている人を紹介しましたが、面接で採用担当者に好印象を持ってもらえなければオペレーターとして活躍できません。採用担当者に好印象を与えられる人の特徴としては次のようなものがあります。
- 聞き取りやすい話し方ができる人
- 初心者でもやる気が感じられる人
- 営業経験がある人
コールセンターのバイトに通りやすい志望動機は?
コールセンターのバイトに限らず、面接で必ずと言って聞かれるのが志望動機です。「バイトの志望動機なんてない」と考える人がいるかもしれませんが、面接官は志望動機から応募者のやる気を図っています。
バイトの面接だからと言って、まともな志望動機も考えずに面接に行くことはおすすめできません。なぜなら、コールセンターは時給が高く、シフトに融通がきくなど勤務環境が良いことが多いので応募者が厚くなっているため、選考に落ちる可能性が高くなるからです。
コールセンターのバイトの面接に受かるための志望動機の特徴を4つ紹介します。
- コールセンターの仕事の種類に合ったもの
- スキルアップしたい気持ちが伝わるもの
- コミュニケーション能力を活かしたいと分かるもの
- 前職のスキルを活かすことをアピールすると受かりやすい
以上4つの特徴について、順番に詳しく紹介していきます。
コールセンターの仕事の種類に合ったもの
コールセンターが担当している(担当することになる)仕事の種類に合ったものにすると、業務内容をきちんと確認していることが面接官に伝わるだけでなく、的を射た志望動機になります。
コールセンターの仕事はお客様からきた電話に対応するインバウンドと、お客様に電話をかけるアウトバウンドの大きく2つに分けられます。どちらもコールセンターの大切な仕事ですが、インバウンドとアウトバウンドの電話の内容や必要な会話術はまったく異なるものです。したがって、コールセンターの業務内容を事前に調べて、種類に合った志望動機を考えることが大切になります。
次の記事では、コールセンターの仕事の種類ごとにおすすめの志望動機を具体的に記載しています。履歴書や面接で使える志望動機の例文を紹介しているので、コールセンターのバイトに応募するときにチェックしておくといいでしょう。
>コールセンターで求められる人材は?有利になる志望動機って?
スキルアップしたい気持ちが伝わるもの
コールセンターで働くことで自分のスキルをアップさせたい気持ちを伝えるのも有効です。例えば、将来営業職で働きたいと考えている人であれば、コールセンターの発信業務であればトークスキルを身に付けられるでしょう。
また、コールセンターのオペレーターはお客様と会話をしながら、パソコンで情報を入力していく必要があるので、パソコンの基本的なスキルを身に付けたいと伝えるのもひとつの方法です。
コミュニケーション能力を活かしたいと分かるもの
コミュニケーション能力を活かして働きたいという旨を志望動機に盛り込むのもおすすめです。
コールセンターはお客様と電話で話しながら正確にコミュニケーションをする必要があります。電話上の会話は相手の顔が見えないため、対面でのコミュニケーションとは違った難しさがあります。オペレーターの言葉の選び方や話のトーンでお客様が感じる印象が180度変わることもあるのです。コールセンターのオペレーターとして働く難しさでもあります。
コールセンターの初心者でも安心して働けるように充実した研修が用意されていますが、コミュニケーション能力がすでに身についていると即戦力になりえるので面接官にアピールすると面接に通る可能性をアップできるでしょう。
前職のスキルを活かすことをアピールすると受かりやすい
前職で身に付けたスキルの中で、コールセンターでもいかせるものがあれば志望動機にいかせます。電話の営業をした経験があるならコールセンターの一連の業務はすぐに身につくでしょうし、パソコン作業ができるなら会話中の入力もスムーズにできるでしょう。
具体的にどのように前職のスキルを志望動機とするかは、記事の最後で紹介するので後ほどチェックしてください。続いては、コールセンターのバイトの採用試験で避けるべき志望動機について見ていきます。
履歴書で避けるべき志望動機は?
コールセンターのバイトで止めておくべき志望動機の例として、次の3つを紹介します。
- シフトの融通がきく
- 残業をしなくていいから
- 時給が高いから
いずれもバイトの面接で志望動機として採用担当者に伝える人が多いですが、応募者が多く、競争率が高いコールセンターでは避ける方が無難です。それぞれの内容についてもう少し詳しく見ていきましょう。
シフトの融通がきく
志望動機としてシフトの融通が利く点を挙げるのはおすすめできません。たしかに、コールセンターの多くはシフトの自由がきくところが多く、働きやすさをうりにしている場合も多いです。しかし、面接で伝える志望動機は、コールセンターの仕事内容に関するものにするほうが無難です。
なぜなら、面接官は採用した人にコールセンターで辞めずに活躍できることを求めているからです。シフトの融通がきくことだけが志望動機の人とコールセンターの仕事内容を魅力に感じている人を比較すると、コールセンターの仕事に興味を持っている人が採用される可能性が高いと言えます。
残業をしなくていいから
多くのコールセンターでは、バイトの残業が少ない傾向があります。なぜなら、コールセンターは営業時間が終了すると、お客様と電話が繋がらなくなるからです。残業時間が少なくすむのはコールセンターのバイトの大きなメリットではありますが、履歴書などの志望動機として挙げるのは避けましょう。先に伝えた通り、コールセンターのバイトの仕事内容に関する志望動機にすることをおすすめします。
時給が高いから
時給が高い点を志望動機として伝えると、「他にも高時給のバイトがあるのになぜ?」と思われる可能性が高いです。尋ねられているのはコールセンターのバイトがしたい理由です。できればコールセンターならではの志望動機を伝える方が、面接の通過率をアップできるでしょう。
コールセンターのバイトの志望動機におすすめの例文集
最後に、コールセンターのバイトに応募したケース別に、おすすめの志望動機の例文を紹介していきます。自分に合った志望動機が見つかるかもしれないので、しっかり見ていきましょう。
今回紹介するケースは、次の6つです。
- 未経験でコールセンターで働きたい
- コールセンターの経験者で再度働きたい
- スキルアップしたい
- コミュニケーション能力を活かしたい
- 前職のスキルを活かしたい
- 職場復帰をしたい
それでは順番に、コールセンターのバイトの志望動機に使える例文を具体的に紹介していきます。
未経験でコールセンターで働きたい
コールセンターで働いた経験がないけど働いてみたい場合は、次のような志望動機がおすすめです。
- コールセンターの仕事内容に興味を持って、自分もやってみたいと感じたので応募しました。
- 電話での接客経験をしたくて応募しました。
コールセンターの経験者で再度働きたい
過去にコールセンターで働いた経験がある人は、次の志望動機を使うといいでしょう。
- 受注(発信)業務の経験をいかして活躍したいと考えたので応募しました。
- やりがいがあるコールセンターで自分を試したいと考えて応募しました。
- コールセンターでの業績が良く、再度活躍したいと思って応募しました。
スキルアップしたい
コールセンターでバイトすることで、自分のスキルをアップさせたい人の志望動機は次のようなものがいいでしょう。
- お客様の話を正確に聞き取る力を身に付けたくて応募しました。
- 適切な説明ができる人になりたくて応募しました。
- 社会でいかせる営業力を身につけるために応募しました。
コミュニケーション能力を活かしたい
コミュニケーション能力を活かしてコールセンターのバイトをしたい場合は、次のような志望動機がおすすめです。
- 人との会話が好きで、正確なコミュニケーション能力に自信があるので応募しました。
- 何かの説明をするのが得意なので、商品説明のバイトで活躍したいと思って応募しました。
- 話すだけでなく、相手の話を聞く傾聴力には定評があり、このスキルをいかせるバイトをしたくて応募しました。
前職のスキルを活かしたい
前職で身に付けたスキルを活かしてコールセンターで働こうと考えている人は、次のような志望動機を使うといいでしょう。
- 接客業で培った会話力をいかせると考えて応募しました。
- 事務職で身に付けたパソコンスキルをいかせると思ったので応募しました。
- 電話営業のトークスキルをいかせるコールセンターで働きたいと考えました。
職場復帰をしたい
子どもの成長を機に、コールセンターのバイトで社会復帰をしたい場合の志望動機は、次のようなものがおすすめです。
- 家庭との両立をしながらもしっかり社会復帰できると考えて応募しました。
- 子育てて培った忍耐力をいかしながら、お客様に寄り添ったサポートをしたいと考えて応募しました。
採用するメリットを志望動機で伝えることがポイント
コールセンターのバイトに通るための志望動機について詳しく紹介しました。志望動機に正解はありませんが、採用担当者に好印象を持ってもらえるかが大切になります。「この人を採用したら活躍してくれそう」「この人と一緒に働きたい」と面接官に感じてもらえるように、自分を採用するメリットを伝えられるとコールセンターのバイトに通りやすくなります。
少し難しく感じるかもしれませんが、コールセンターでは明るくハキハキとした声でコミュニケーションができる人が好まれているので、面接でその辺りを意識すると効果的です。コールセンターで働いたことがあったり、営業をしたことがあったりする人は積極的にアピールするといいでしょう。
今回紹介した内容を参考に、コールセンターのバイトの面接に使う志望動機を考えてみましょう。