2020年に入り、中国で発見された新型コロナウイルスが、日本国内でも猛威をふるっています。日本政府も、中国への渡航制限や、中国からの旅行客制限など様々な対策を行っていますが、完全に防ぐ対策には至っていない状況が続いています。 そんな中、東京をはじめとした都市部では、新型コロナウイルスの感染・拡散を防ぐため、自宅で仕事を進める「在宅ワーク」を推奨する企業が増加しています。
注目!
この記事はこんな人におすすめ
- この記事は次のような人にぴったりの記事になっています。
・コロナウイルスの感染拡大により在宅ワークが気になっている人
・在宅でできる仕事を探している人
・在宅ワークの種類を知りたい人
2020年は、東京オリンピック時の混雑緩和に向けて注目されている「在宅ワーク」、今からでも始められる仕事にはどういったものがあるのでしょうか。
在宅ワークを実施している企業
新型コロナウイルスの流行により、多くの企業で在宅ワークや時差通勤などが推奨されています。いくつか代表的な企業を紹介します。
・GMOインターネットグループ
東京都渋谷区にある本社をはじめ、大阪市や福岡市などのオフィスを中心に、約4,000名を対象に在宅勤務体制を開始しています。そのほか、海外出張の原則取りやめや、公共交通機関の利用禁止などを推奨しています。
・三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行は、国内の本部勤務社員を中心に、在宅勤務を推奨しているほか、グループ全従業員に対して時差勤務を進めています。
・ドコモ・ヘルスケア
東京都渋谷区にあるドコモ・ヘルスケア株式会社では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、50名を超える従業員に対し、フレックスタイム活用による時差出勤や在宅制度を活用したリモートワークを推奨する対策を開始しました。
・NTTグループ
国内に約20万人の従業員を抱えるNTTグループでは、全国的に随時テレワークの実施や時差出勤を推奨していくと発表。在宅ワークやフレックス制度の利用を促すほか、大人数が集まる会議では極力テレビ会議などを活用するといった動きがとられています。
・クラウドワークス
日本最大級のクラウドソーシングサイトを運営する「クラウドワークス」では、2020年2月17日から、東京本社・大阪・福岡などの全拠点従業員を対象に、原則在宅勤務とすることを発表しました。やむをえずオフィスに出勤する場合は、混雑時間とずらした時差出勤を推奨しています。
このほかにも、クックパッドやメルカリといった大手企業をはじめ、多くの企業においても、原則在宅勤務をはじめていたり、混雑時を避けた時差通勤などを実施し始めています。
在宅ワークを行うメリット
在宅ワークを行うメリットには、時間の都合がつきやすいことや、通勤時間の節約などがあります。
時間の都合がつきやすい在宅ワークは、特にお子さんを抱えた子育て世帯の方には、高い評価を得ています。通勤に時間がかかる場合、それを見越して送り迎えをする必要があり、急な病気なども自宅であればすぐに対応が可能になります。
また今回の新型コロナウイルス対策で、在宅ワークが最も重要視されているのが、通勤が必要ないという点です。
インフルエンザをはじめ、ウイルスは人が多く集まるところは特に感染者と接触する懸念が生まれます。出勤・退勤時に電車やバスなどに乗り、駅構内を移動することは、感染する可能性も高くなり、逆に拡散させてしまう可能性もあります。この感染・拡散を防ぐためにも、通勤で外に出ることのない「在宅ワーク」が推奨されているわけです。
<関連記事>>【最新版】在宅ワークってどんな働き方?在宅ワークのメリットや仕事の始め方を徹底解説
在宅ワーク実施への障壁
では「明日から在宅ワークしてください」と言われても、すぐに取り掛かれる企業は少なく、従業員にとっても切り替えが難しいかと思います。実際に在宅ワークを実施していくためには、いくつかの準備が必要となってきます。
在宅ワークの環境が整っていないと出来ない
在宅勤務となる場合、自宅で仕事をすることになりますが、そもそも自宅に仕事ができる環境が整っているのであれば、すぐに対応可能かもしれません。しかし自宅にパソコンがなかったり、インターネット回線がなかったり、また部屋に仕事をするスペースがないという方は、事前に環境を整える必要があります。
そもそも勤める企業に在宅ワーク制度がないと出来ない
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、従業員が在宅勤務を希望することもあると思います。しかしいくら在宅勤務を希望したとしても、勤めている企業がすべて在宅ワーク制度を設けているわけではありません。
在宅ワークの場合、業務内容によっては会社の重要情報や個人情報を自宅に持ち帰ったり、自宅のパソコンでこうしたデータを閲覧することもあります。セキュリティレベルの高いオフィス内と違い、自宅となるとセキュリティ面も弱くなるため、情報漏洩などといったトラブルを懸念して、在宅勤務に踏み切っていない企業もまだ多いのが現状です。
モチベーション管理が大変
在宅勤務を始めると、基本的に自宅で一人で仕事をしなくてはいけません。まわりに同僚や上司がいないため、仕事に対してのモチベーションを保つことが難しいと感じる人も多いようです。
プライベートな時間を過ごす自宅で仕事をすることで、オンとオフの切り替えができず、仕事のメリハリがなくなってしまうことがあります。
今すぐ在宅ワークを始めたい場合はどうしたら良い?
もともと東京オリンピックの混雑緩和に向け、テレワーク運動が各企業で進んでいましたが、今回コロナウイルスの流行を受けて「在宅ワーク」に早くも注目が集まっています。
在宅ワークは、在宅勤務を行っている企業に勤めていないとできないわけではなく、興味があればどなたでもすぐに始めることができます。
そこで誰でも簡単に始められる在宅ワークを、11種類紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
<関連記事>>主婦におすすめな在宅ワーク求人サイト15選!初心者が稼ぎやすい仕事は?口コミも紹介
ブログ記事代行、ライター
文章を書くことが好きな人や、タイピングが得意な方などには、メディアの記事を執筆する「ライター」や、ブログに掲載する記事を代行執筆する「ブログ記事代行」といった仕事があります。
基本的に1文字あたり0.5円~始まり、専門性の高い記事になると1文字あたり2円、3円になることもあります。記事の内容やクライアントにもよりますが、クラウドソーシングサイトなどでの仕事募集も多く、在宅ワーカーやフリーランスからの人気が高い仕事です。
<関連記事>>【在宅ワーク】ライターってどんな仕事?稼ぐためのコツを徹底解説!
文字起こし・テープ起こし
音声データを聞いて、その内容を文字に起こす「文字起こし・テープ起こし」の仕事は、初心者にはあまり向いていない仕事かもしれません。単にパソコンの入力スピードがあるだけでは難しく、実際に話している内容を正確に聞き取る「耳」も必要になります。 こちらもライターと同様に、起こした文字1文字あたり1円未満の仕事からあるので、正確な聞き取りとタイピングに自信がある方にはオススメです。外国語対応が可能になると、報酬もグッとあがることがあります。
<関連記事>>【在宅ワーク】おすすめはテープ起こし?!稼ぐためのコツを紹介
在宅コールセンター
初心者でも、手軽にスキマ時間で在宅ワークが始められるものとして「在宅コールセンター」があります。
本来オフィスなどで行うコールセンター業務を、パソコンとインターネットがあれば、自宅で行えるというもの。クライアントから依頼されたお客様に電話を発信する業務や、お客様からかかってくる電話問い合わせに対応するものなど、コールセンター業務の種類もさまざまなので、自分にあった業務が選べます。
また電話を発信して、アポイントを取ったり、商品の案内をする業務などでは、獲得件数によって別途インセンティブをもらえることがあるので、在宅ワークで高収入を目指すことも不可能ではありません。
<関連記事>>自宅がコールセンターに!在宅でできる電話を使ったバイトとは?
在宅秘書
フリーランスや個人事業主が雇用主になることが多い「在宅秘書」は、主にスケジュール管理や打合せの調整など、遠隔から事業者をサポートする業務です。企業勤めと違い、常に近くにいる必要はなく、必要な時に必要なことを伝えます。
ただし雇用主の業務によっては、勤務時間が不規則になったりすることもありますので、しっかりした関係性を築くとともに、契約する前に詳しい条件の確認をしておくようにしましょう。
チャットサポート
最近、多くのサービスサイトなどで導入が進んでいる「チャットサポート」。
お客様からの質問や相談に対して、オンラインチャットで回答するサポート業務も、在宅ワークにはピッタリの仕事です。電話で問い合わせる時間がない方や、面倒と感じる方も多いため、急速に需要が伸びてきている「チャットサポート」は、時間の自由がつけやすい在宅ワークでの対応としても人気が出ています。
チャットで手軽に回答できる「チャットサポート」ですが、クライアントによっては、定型文対応のみであったり、柔軟な対応ができないようなルールの場合もあるので、しっかりと確認して対応するようにしましょう。
テスト採点・添削
単純作業が得意な方は、テストの採点や添削を行う仕事も、在宅ワークが可能です。
報酬は時給制のところもあれば、採点する枚数のノルマ実績、ミス率などを加味した報酬などさまざまです。テストの採点は、ミスができない作業になるので、採点後も見直しを行って、正確な作業を心がけるようにしてください。
<関連記事>>【在宅】答案添削・採点の仕事内容を紹介!稼ぐためのコツは?
ライブチャット
パソコンのカメラ機能などを使って、テレビ電話感覚で男性のお客様と話をする「ライブチャット」は、女性限定で手軽に高収入が見込める仕事です。実際に会うわけではなく、単純に画面越しで自由に話をするだけなので、簡単に始められるお仕事です。
ただし「ライブチャット」は、アダルトサイトのようになっているなど、悪質な会社もあります。必要以上にお客様とのコミュニケーションを取るように言われたり、個人情報を流されたりすることもありますので、しっかり選別して安心できる会社に所属するようにしましょう。
商品、アンケートモニター
スマホ片手に在宅ワークが可能なお仕事として「アンケートモニター」があります。
これは商品やサービスに対するアンケートに回答して、その報酬を受け取るというものです。アンケートには2、3分で終わるものから、実際に商品を使っての10分ぐらいあるアンケートまでさまざまです。簡単なアンケートの場合、1回答につき5円ほどになりますが、内容によっては1アンケートあたり数百円になるものもあるので、いくつもアンケートをこなすことで月数千円~の報酬を得られます。
ただし利用するサイトによっては、現金報酬ではなくポイント交換のところも多いので、報酬までの流れや仕組みはしっかり確認しておきましょう。
データ入力
パソコンが得意な方や、タイピングに自信がある方は、データ入力の仕事もオススメです。データ入力は、初心者でも比較的すぐに仕事がもらえるため、在宅ワークデビューにも向いている仕事といえます。
しかしデータ入力の報酬は、一文字単位であったり、入力データ件数での成果報酬となるので、作業時間に対して単価は低くなっている傾向があります。すぐにがっつり稼ぎたいという方よりも、時間を有効活用して収入を得たいという方には向いている仕事かと思います。
<関連記事>>【在宅ワーク初心者おすすめ】データ入力の仕事内容とメリットを解説
ポイントサイト
アンケートサイト同様に、スマホ1つあれば簡単にできるのが「ポイントサイト」を使って稼ぐ方法です。
アンケートへの回答や、アプリダウンロード、無料会員登録に商品購入など、作業内容によって付与されるポイントが変わり、こうして貯めたポイントを現金へ変換して収入を得ます。空いた時間にスマホから手軽に操作できるので、子育て中のママなどでも始めやすいお仕事になります。
在宅ワークの探し方
このように在宅ワーク制度を利用しなくても、自身で始められる在宅ワークは多数あります。しかしそうは言っても、自分にあった在宅ワークは、どのようにして探すと良いのでしょうか。
在宅ワークを探す方法で、最も効率が良いのは、在宅ワーク専門の求人サイトやクラウドソーシングサイトを使って探す方法です。ランサーズやクラウドワークスといった、クラウドソーシングサイトには、アンケート回答やデータ入力のほか、スキルを持っていればエンジニアやWEBデザインの仕事も在宅で行うことが可能です。
また在宅コールセンター業務が気になる方は、在宅コールセンター専門サイトである「コールシェア」にご相談ください。コールシェアのワーカーさんには、空いた時間に仕事をして、月収10万円を超えている在宅ワーカーさんもいます。専任のサポートスタッフがしっかりサポートを行いますので、まずはお気軽にご相談ください。
<関連記事>>在宅コールセンター「コールシェア」の収入は?在宅ワークの中でも高収入を得られる理由を徹底解説!
>高収入在宅ワーク40選:安全に稼げる在宅ワークを収入別・種類別に紹介
まとめ
新型コロナウイルスの猛威が続き、東京オリンピックの開催すら危ぶまれている今、感染や拡散の恐怖を少しでも軽減して仕事をするためにも、ますます「在宅ワーク」を推奨する動きが高まってくるかと思います。
あまり外に出ず、自宅で過ごすことが多くなっている中、自宅で手軽に収入を生み出せる「在宅ワーク」は、有効な時間の使い方となるのではないでしょうか。
まずは気軽なアンケートサイトなどから始めるのもいいですし、十分に稼ぎたいという方は、在宅コールセンターでしっかり稼ぐ方法もありますので、この機会に話を聞いてみても良いかもしれません。